今日はお天気が良かったので久しぶりに大田区の勝海舟記念館に行って来ました。記念館で勝海舟の想いを胸に街を歩いていると若い女性が難民支援の街頭宣伝をしていました。若い人々の難民支援活動も良く頑張っています。声をかけられて話しをしていると鹿児島出身の方で向こうから大久保利通の話が出て思わずこちらから天璋院篤姫の話をしてしまいました。若い女性にしては珍しく幕末の歴史など立ち話ですが、温かな午後のひとときを過ごすことが出来ました。
個人的に勝海舟が大好きで幕末の本などは昔から読んでいましたけど、近年はがん哲学外来在宅部会での歴史散歩で調べているうちに、史跡だけでなく取り上げた人物の生き方を学び歴史に対する視野が広がってきました。単に史実だけを追うのではなく人物の生き方ー生涯を振り返ることにより、今の時代、今の自分の生き方を振り返るようになったのです。歴史は自分の人生に対する問いかけなのです。
幕末動乱から明治を生きた天璋院篤姫と勝海舟の関係は実に興味深いですね。二人の最初に出会いは、いろいろな説がありますけど、よく言われるのは江戸城明け渡しで大奥を閉じる時、新政府側との交渉にあたっていた徳川方の勝海舟が天璋院篤姫に大奥を退くようお願いに参上する時。懐剣を懐に頑として動かぬ天璋院篤姫に対して勝海舟は自分も切腹するけど世間は二人で心中したと噂が広がると脅します。それを笑って応えた天璋院篤姫。二人は明治の時代、天璋院篤姫が生きた明治16年まで続きます。前向きに好奇心旺盛の二人は深い人間関係を続けました。とかく人間は苦しく難しい出来事を避けて通りたがりますけど、幕末動乱の二人は、それが天命と自らをその渦中に置き感じるままに動きました。それが明治に入り深い人間関係になったのではないでしょうか。
今日はHPVワクチン東京訴訟支援ネットワークの第4回総会と公開シンポジウムを目黒さつき会館の会場とオンライン併用で行いました。総会前には目黒駅前で街頭宣伝も行いました。HPVワクチン問題の情報を入れたマスクとテッシュを配りました。総会の後には支援活動のあり方について薬害エイズ・薬害肝炎・薬害ヤコブの活動を学びながら原告被害者・弁護団の弁護士と共に今後の活動について議論しました。公開シンポジウムでは各地のHPVワクチン被害者の生の声を聞きました。今年はコロナ禍の中で会場での集会や学習会が思うようにできず被害者との交流も少なく、苦しんでいる被害者のことを思うと支援者としても申し訳なく心苦しい思いです。しかし被害者の状況を考える時活動を継続して活動の機会を作っていくことをあらためて確認しました。この難局乗り越えるためにさまざまなことを気づかされた一日でした。
がん哲学外来メディカルカフェも全国に180以上出来ているようです。それぞれの場所で様々な試みが始まっています。今回、小児がんのメディカルカフェが12月26日にスタートします。名前はこどもメディカルカフェみとらー豊島区の会場とオンラインで行う様です。がん哲学外来の創始者樋野興夫先生のお話しもあります。
がん患者さんの居場所は全国に広がっています。今年はコロナ禍の中で会場でのメディカルカフェも難しくなっていますが、オンラインなども工夫して行っています。
がん患者さんの居場所は全国に広がっています。今年はコロナ禍の中で会場でのメディカルカフェも難しくなっていますが、オンラインなども工夫して行っています。