本日はHPVワクチン薬害訴訟の東京期日でした。コロナ渦の中で裁判期日は裁判官と弁護士のみで以前のような裁判傍聴は出来ませんけど夕方からオンライン報告集会があり参加しました。身体が不自由な原告被害者もオンラインということで各地からも参加して弁護士、支援者と交流しました。あらためて原告被害者の状況を聞いて支援者としても一層頑張らなければならないと痛感しました。原告被害者と共に頑張りましょう‼️
世に坂本龍馬や高杉晋作を気取る政治家は多い。さらに、原敬、犬養毅、高橋是清、あるいは近年は小国主義を標榜していた石橋湛山などを模範とする者もいる。しかし、田中正造を模範として「このように生きたい」と熱望する者には、まったくお目にかかったことがない。それは、正造の生き方が政治家というにはあまりに頑なで壮絶とも言えるゆえであろう。彼は、歳費値上げに反対して、それが容れられないと辞退した。さらに、問題の解決に役に立たないとわかると、惜しげもなく国会議員の職を捨ててしまうのである。全財産も放り出している。
「辛酸佳境ー田中正造と明治国家」より
世の中はすべて内向きになっているように感じます。厳しい状況であればこそ苦しみ悩んでいる人々に目を向けて田中正造ように生きたいと感じる今日この頃です。
「辛酸佳境ー田中正造と明治国家」より
世の中はすべて内向きになっているように感じます。厳しい状況であればこそ苦しみ悩んでいる人々に目を向けて田中正造ように生きたいと感じる今日この頃です。
今日はHPVワクチン東京訴訟支援ネットワークのオンライン例会でした。先月の総会の反省から今後の活動について話し合いました。被害者支援はその被害を社会に理解してもらうのは非常に難しいです。そして裁判支援はその時期によって半ばの活動は社会に見えてくるのに時間がかかり難しい時期があります。HPVワクチン東京訴訟は正に今その時です。であるからこそ原告被害者と一体となって活動を進めていかなければなりません。難しい時期だからこそコツコツと活動を進めていきます。
私が注目している歴史上の女性で矢嶋楫子という人物がいます。幕末から明治の激動の時代に生き熊本の武家という厳しいしきたりの家に生まれ嫁ぎ先と離縁して単身東京へ出て年下の男性と恋におち波乱の若い日をおくりますが、明治に入ってキリスト教に出会いキリスト教の婦人会の初代会長や女子学院の初代会長を務め明治の女性社会活動家として注目を集めました。私が最初に注目したのは生まれ年です。1833年生まれー同じ年の生まれに桂小五郎こと木戸孝充がいます。いわゆる坂本龍馬など幕末の志士を生み出した年代です。しかし矢嶋楫子が活躍したのは明治に入ってからです。幕末の時代には思い悩み苦しみながらも弱い自分を見つめながら明治に入ってキリスト教に出会い弱い立場から出発して明治時代を力強く生きるのです。同じ年代の女性には天璋院篤姫もおりますね。同じ九州の出身で江戸東京で活躍しました。歴史の興味はつのるばかりです。
今日は王子がん哲学外来メディカルカフェのスタッフ会議でグリーフケアについて考えました。がん患者本人のみならず家族、医療従事者等、それぞれに人の悲しみは様々です。スタッフがグリーフケアを共有することによりカフェを参加者がより参加しやすくなるよう準備しております。苦しんでいる人々を受け入れる器創りを続けていきます。