グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

第24回参院選の公示に思う

2016年06月22日 | 日記
今日参院選が公示され385人の立候補者が121の議席を争うことになった。
今回の選挙から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられたが果たしてこれがどんな結果をもたらすことになるのか・・・、そのためにも若年層の積極的な投票活動を期待したい。
そのほかに筆者が着目したことに選挙区の区割りと定数がある。
東京、愛知、兵庫、福岡、北海道で議席が増えることになったが東京や愛知は分かるが北海道などはちょっと意外だった。
首都圏の埼玉や千葉と定数3で肩を並べることになる。
一方定数減は宮城、新潟、長野とこの度初めて採用された合区組(島根・鳥取、徳島・高知)だ。
それにしても合区で1議席とは人口の偏在化を感じざるを得ない。
もしかしたらこれは道州制の始まりだろうか。
改めて「地方創生」の意義や重みを痛感するのだが「一億総活躍」プランにしかと引き継がれるのだろうか。
田中角栄元首相が提唱した「日本列島改造論」は今や夢のまた夢だ。

都知事の静かな退場に思う

2016年06月22日 | 日記
今日東京都知事がひっそりと都庁を後にした。
多くの疑惑を抱えたままの退場は後味の悪さだけが残ってしまった。
せめて13日の集中審議で約束した宿題くらいは・・・、と思わないでもないが何せ都知事はその座を失っても守った「信義」だろうからもはや望むべくもない。
ただ都知事の失ったものは大きい。
ポストだけではなくその後の社会的地位も同時に失ってしまったのだ。
文字通り1都民としての生活しか残らないだろう。
後悔の念はないのか・・・、いささか気になる。
一方都民全体は新たに行う都知事選の費用40~50億円を悔しいだろうが負担することになってしまった。
2年前にはまさかこんなことにはなるとは思わなかっただろうがひどく高い授業料だ。
都民に代わって都知事を糾弾した都議会は皮肉にもリオ五輪視察ミニ大名旅行の見直しを迫られている。
まさに「三方一両損」の構図である。
もっともこれで全国自治体の綱紀粛正が進めば安いもの、と言っていいかもしれない。