 栄冠ゼミ (著)、220円(税込) 私立校・中高一貫校生の春休みの勉強の仕方』を紹介
待ちに待った春休みが始まりましたが、幸運なことに、
初日である今日は祝日、そして明日からは週末土日となります。
さて、意気込みとは裏腹に、カレンダー的には、『お休み』となりますが、
いかがでしょうか。
春休みの始まりが祝日、お休み。
ちなみに、カレンダーを確認してみると、今年は夏休みも、週末から始まり、
翌週月曜が祝日となりそうですが、どうでしょうか。
嫌味に聞こえるかもしれませんが、春休みそのものは、長期“休み”ですので、
基本的には“お休み”にして構わないところなのですが、
“この”長期休み、春休みを『やる』と決めた方が、初日が祝日だから、
週末だから、『お休み』とするのはいかがなものでしょうか。
これは大人でもそうだと思いますが、やると意気込んだ、やると計画した初日に、
『お休み』をとってしまうと、後々の日程が、計画が、やる気が狂ってきます。
この春休みに“前例”を、“前科”を作ってしまうと、この後に控える長期休み、
ＧＷや夏休みにおいても、『まぁ、いいか』『普段でも休みの日なのだから』と
考えてしまう癖となってしまいます。
これが、長期休み“だけ”のことならいいのですが、
テスト前の大事な時期でも、『まだテスト●週間前の週末だから』、
『まだテスト初日だから』となってくるのが問題です。
長期休みのことで、そこまで結びつけるのはどうかと思われるかもしれませんが、
強制されない自由な期間、時間で“さえ”、『自分』で『自分』を戒めることのできない、
自分で自分をコントロールできない、自分の決めたことをできないということは、
今後の人生、将来・未来において、今風でいう『ヤバい』と思いませんか？
自分の決めたことを、決めた道を、やる、やり切るというのは格好良いものですが、
それが『言葉』だけになってしまう、『思う・考える・願う』だけになってしまうのは、
こういうところから始まっていると思います。
自分の夢や希望、野望、好きなこと“なら”できるという方もいると思います。
ならばこそ、この春休み、『最も自由で、文句もあまり言われない』期間、時間の初日から、
やってみてはいかがでしょうか。
今までの流れ、そして教育関係の立場の私が書くと、
『勉強』のことだけと思われたかもしれませんが、
別に、勉強以外のことでも構いません。
親御さんも、進級・進学が決まって、そこそこの点数、成績と取ってきて、
一年間頑張ってきて、尚、勉強しろ勉強しろとはうるさく言ってこないでしょう。
受験生となる方は、難しいかもしれませんが、１年生、そして、来月から新入生となる方は、
“できる”はずです。
むしろ、仮に勉強“以外”のことでも、いえ、“勉強以外のこと”こそ、ここで、この春休みで、
“やると決めたら”『できる』ことを、『やれる』ことを、証明できなければ、
一番身近にいる大人、親御さんに“理解”を求めるということが難しいと思って下さい。
こんな“自由で気楽で気軽な”期間、時間ですらやらない、やれない方が、
普段の忙しい期間、時間になぜ、“勉強”と両立できる、
さらにはその先の“仕事”と両立できると言えるのか。
“大人”達は、“そう”言って、頭ごなしに否定してきます。
そう言われることに、反論したいのであれば、この春休みにやってみてはいかがでしょうか、
初日が祝日、週末だろうが。
成績に余裕がある方はぜひこの春休み初日から、自分の将来・未来に向けての、
“役立つ勉強”をしてみて下さい。
そして、やはり一応は教育関係者として言っておかなければならないのが、
残念ながら、成績が取れなかった、進級できなかった方は、一度落としてしまった
信用・信頼を取り戻す、“言葉”を信じてもらう、“言葉”に重みをつけるためにも、
春休み初日から、祝日だといえど、週末だといえど、勉強して、勉強する・できることを、
証明して下さい。
次は次はで済ましてきた結果に対しての“今”です。
追い込まれた“今”は、“今”やること、やっているということを証明しないと、
“次は”の補償は、信用はされません。
こういう“勉強以外”のことの『積み重ねる』ことの大事さを、
身にしみて感じると思います。
“それ”に比べれば、勉強なんて、勉強ごとき、
ただただやれば、点数が取れれば、成績がとれれば、認められる、信用される、
簡単なことだと思えるでしょう。
ここでひねくれて、それでも勉強以外のことで認められたい、信用されたいという方も
いると思いますので、率直な、厳しい意見を一つだけ言わさしてもらいます。
勉強以外のこと、つまりは皆さんの夢や希望、将来や未来の仕事に関わるもの、
好きなこと、趣味などだと思いますが、“それら”を認めてもらう、
信用してもらうには、“点数や成績”が出てくるわかりやすい
“学校のテスト”のようなものではなく、日本全国数万人、世界中数十万人と
競争して、上位数人の中に入って、入ることを、入れることを“証明”＝結果を出して、
初めて、認められる、信用されるものとなります。
その証明の第一歩が、まずはそういう大会・賞などがあることを知り、
その大会・賞などに応募するという行動が必要です。
その業界の人が、スカウトの人が、世界中の中から、あなた一人を見つけにくることは
ありえません。
自ら動いて、自ら知ってもらう努力をして、初めてその土俵に立てるということです。
この春休みには、調べるくらい、応募するくらい、はできるでしょう。
“それくらい”、いえ、“それ”すら、できない・やらない・やれない方は、
勉強以外のことで認めてもらう、信用してもらうというのは、
ほぼ無理だと断言しても過言ではないでしょう。
学生時代は、そういったことにチャレンジできる、
実験・研究できる機会と期間と時間があります。
そして、それが、最も自由に、気軽に、気楽にできるのが、この春休みです。
初日が祝日だから、週末だからと“休んでいて”“止まっていて”
“無駄に時間を過ごしていて”よろしいのでしょうか？
よく考えて行動してみて下さい。
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