私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






大学入試の不安定な先行きから、
私立校・中高一貫校の人気が過熱している
ようではありますが、一部の大学付属校を除き、
合格・入学したら、もう大学までの進路を
確保した、楽できると勘違いしているようであれば、
通っている、あるいはこれから通う学校の
進級・内部進学要綱、基準を、もう一度
確認しておくことをオススメします。


何度もうるさく書いておりますが、
どの私立校・中高一貫校でも、
『記録』された点数、成績をもって、
進級・内部進学の合否が決まります。


学校の進級・内部進学要綱に、
“どんな”成績だろうと、
出席日数を満たせば、
『無条件で』内部進学出来ると
明記されていない限り、
受験同様、“常に”審査・評価に
振り回されることになります。


2学期制の場合、5回の成績、
10~12回の定期テストの結果で、
3学期制の場合、8回の成績、
14~16回の定期テストの結果で、
その『有限回』の『機会』の中で、
進級・進学要綱、基準を満たせなければ、
“学業不振”で、進級・進学不可となり、
中退するのか、留年するのか、
転校するのか、留学するのか、
そして、内部進学を諦めて、
卒業だけするのかの選択を、
迫られることになります。


これを勘違いして、高校・大学付属の
私立校・中高一貫校に入学されると、
悲劇、地獄、不幸が、進級・進学
出来なくなった後も、付きまとうことに
なります。


また、その間、屈辱的な点数、成績、
審査・評価を受け続けることで、
基礎学力はもちろんのこと、
勉強へのやる気が無くなることや
学業の道に進むことの不信感などを
増長する結果を生みます。


もちろん、過半数以上の方は、
無事に大学まで進学しますが、
その大学の進学先の選択においても、
さらに選抜されることになります。


内部進学時の進学先、つまり、
大学の学部学科の選択は、
進学要綱を満たしていれば、
誰でも平等に、公平に、
好きに勝手に選び放題
というわけではありません。


そもそも、選び放題であれば、学校内での
成績の結果など、無意味でしょう。


わざわざ5段階評価にする必要もなく、
合格か否かの審査だけで、済みます。


そこで、なぜ成績審査が行われているかの
意味を知ることになります。


大学付属の私立校・中高一貫校内での
成績は、指定校推薦を取るという
意味合いもありますが、多くが、
序列上位の方から、人気の学部学科を
選ぶことが出来る制度となっています。


当然、その学部学科の定員が満員になれば、
成績中位・下位の方がどんなに希望しても、
その学部学科に進学することは出来ません。


ここでもまた、受験同様、『第一志望』に
受かるとは限らないという現実、事実を
突きつけられることになります。


そうして、第二、第三志望の学部学科に
進学することになる内部生は、
『大学に行ければいい』と思うようになり、
大学生活において、特に授業において、
サボりがちになっていくことが
多くなります。


このことも、先日書いた、大学での留年者が
増えるという予想に当てはまっていくことに
なります。


大学でも、屈辱的な点数、成績をつけられる、
いえ、『単位をもらえない』という事実を
突きつけられ続けていくと、
心を折られ続けることになります。


感覚的な数値となりますが、
一部の学校を除いて、中学から
大学付属の私立校・中高一貫校に
入学した方の半数は、これに
該当することになると思います。


教育改革、少子化、私大定員厳格化などの
影響によって、大学内での審査・評価が、
より厳しく見られるようになった時、
『内部進学生』の過半数が、
そうなっていくことが予想されます。


そういう意味では、タイトルに書いた
入ってから“も”大変というよりも、
入ってから“のほうが”大変と
言えるかもしれません。


上記したように、常に点数、成績を意識し、
中学3年間、高校3年間、大学4年間と、
『結果』を求められ続け、“待ってもらえない”
ことになります。


制限時間が来たら、あるいは、
残りの『機会』で、合格するのは
不可能であると、数字で示されたら、
その時点で、通っている学校での
『現役』での、進級・進学、卒業は、
出来なくなることになります。


これはごくごく一部の方を大げさに
言っているだけのつもりですが、
昨今は、徐々にその数が、比率が、
上がってきている傾向にあります。


内部進学率の多くは、
『卒業者』数、分の、
内部進学した人数となりますが、
高校以降では、『卒業』出来ない方も
普通にいますので、実際に、
内部進学出来なかった方の数は、
内部進学率より多くなります。


不安をあおるような書き方で、
不快に感じられた方も多いかと思いますが、
内部進学が決定した内部生も含めて、
受験合格者、つまり『成功した』方も、
この時期から、勘違いをこじらせることが
多いので、釘を刺させて頂きました。


昨年の10月11月頃にも書きましたが、
記録されていく結果によって、進級・進学が
決まる私立校・中高一貫校において、
“ある程度”記録が残ってしまってから、
それを挽回するのに、残り時間も機会も
少なくなっていく中、さらに今まで
取りこぼしてきた『基礎学力』『基礎知識』を
取り戻しつつ、残り1・2回のテスト、成績で、
一発逆転となるほどの高得点を取ることが、
昨今は、非常に困難になってきています。


加えて、受験勉強並の勉強をするのは嫌だ、
短時間で、効率よく、合理的に、それこそ、
部活動の片手間で、勉強してで、
点数が取れるほど、甘くありません。


というよりも、最近は、そうした意識、
考えの方へ、『止め』を刺すかのように、
厳しく審査・評価されるように
なってきているように思えます。


今の学校の中堅クラスの先生は、
親御さん世代と同じ就職氷河期時代に、
サークルやバイト、飲み会と楽しんで、
さらには就職活動では、より良い会社をと、
あれもこれもどれもと選んできた、
同級生たちを見てきた中、
学校の先生という固い職業を選び、
今の地位を確立した方々です。


“そんな”方々が、『勉強以外』の
あれもこれもどれもと、選んでは、
授業は聞かない、宿題は出さない、
テストは点数が取れない、成績が悪い
という状況・状態の子供たちを見て、
どう思われるか、どう審査・評価するか、
就職氷河期時代を経験してきた
親御さん世代の方なら、わかると思います。


大げさに書いているつもりではありますが、
そういった視点で、今の学校教育、現場を
見ていると、私立校・中高一貫校において、
進級・進学出来なかった方、ご家庭は、
『なるべくしてなった』と思えてきます。


私立校・中高一貫校においての
進級・進学の問題に関しては、
様々な要因・原因があるかと思いますが、
『なってみてわかった』、あるいは、
『なるべくしてなった』と
ならないように、もう一度、
通っている、これから通う
私立校・中高一貫校において、
どうしていくべきなのか、
考えておくことをオススメします。



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