===お仲入り===
玉川こう福…『人情あいや節』
田辺一凜…『寛永三馬術 曲垣平九郎 出世の石段』
神田織音…『奉行と検校 出世比べ』
金曜日にしては仕事が平穏だったため、上司に明日の半休との変更を申し入れるとアッサリOK!
というわけで、滅多にない平日午後の時間を利用して広小路亭に向かいました。
広小路の交差点で信号待ちをしていたら、向かいの歩道に着物を着た女性の姿が…!?
「一凜さんに似てるなぁ・・・でもちょっと顔が違うよなぁ・・・」
と思いながら横断歩道を渡っていたら、その女性から、
『明けましておめでとうございます!
』
と声を掛けられました!
やっぱり一凜さんでしたが、この春に出産を控えているとあって顔立ちが少々変わったように見えました。
顔が幾分ほっそりされて、まさしく“お母さんになる顔”といった感じです。
広小路亭に入ると右團治師匠の「井戸の茶碗」の高座中でしたので、2階でチラシを選びながらお仲入り中に席を確保しました。
こう福さんは初見ですが、昨年、不慮の事故で亡くなられた玉川福太郎先生の3番目のお弟子さんだそうです。
青森の雪深い村の一膳飯屋で働く「あやこ」の哀しくもほのぼのした内容の浪曲。
こう福さんの風貌と津軽弁がマッチしている上に、自ら三味線を弾いて「あいや節」を披露。ちょっと苦手だった浪曲ですが、今回は楽しく聴くことができました。
一凜さんは薄い青の着物に梅があしらわれており、
「この着物を着たら、読み物はただ一つ」と、おなじみ寛永三馬術から曲垣平九郎の「出世の石段」(愛宕山)をかけてきました。
この読み物は昨年8月7日の「講談二ツ目時代」でも聴きましたが、その時とはまた違った笑いも入っており、「ヒヒン」と答える馬や、「ディープインパクトと武豊」、「年金問題」、「バリアフリー」、「床暖房」といった時事的な話題、さらには「キャビア・フォアグラ・フグ・しゃぶしゃぶ」と何でもアリの奇想天外な話に発展して行きます。
それでも押さえる所はキッチリと話をまとめていて、場内も温かいに笑いに包まれました
織音さんは、江戸時代の盲目の国学者・塙保己一と根岸肥前守鎮衛が子供の頃に交わした「お互い出世をする」という約束が果たされたという読み物。
貧農の子に生まれた保己一と下級御家人の家に生まれた鎮衛が、それぞれ紆余曲折を経て出世して行くのですが、特に国学塾を開いた保己一と吟味方与力になった鎮衛の再会場面は感動の一言でした
今回は3席だけでしたが、3人3様の高座を堪能させていただきました
玉川こう福…『人情あいや節』
田辺一凜…『寛永三馬術 曲垣平九郎 出世の石段』
神田織音…『奉行と検校 出世比べ』
金曜日にしては仕事が平穏だったため、上司に明日の半休との変更を申し入れるとアッサリOK!

というわけで、滅多にない平日午後の時間を利用して広小路亭に向かいました。
広小路の交差点で信号待ちをしていたら、向かいの歩道に着物を着た女性の姿が…!?

「一凜さんに似てるなぁ・・・でもちょっと顔が違うよなぁ・・・」
と思いながら横断歩道を渡っていたら、その女性から、
『明けましておめでとうございます!

と声を掛けられました!
やっぱり一凜さんでしたが、この春に出産を控えているとあって顔立ちが少々変わったように見えました。
顔が幾分ほっそりされて、まさしく“お母さんになる顔”といった感じです。
広小路亭に入ると右團治師匠の「井戸の茶碗」の高座中でしたので、2階でチラシを選びながらお仲入り中に席を確保しました。
こう福さんは初見ですが、昨年、不慮の事故で亡くなられた玉川福太郎先生の3番目のお弟子さんだそうです。
青森の雪深い村の一膳飯屋で働く「あやこ」の哀しくもほのぼのした内容の浪曲。
こう福さんの風貌と津軽弁がマッチしている上に、自ら三味線を弾いて「あいや節」を披露。ちょっと苦手だった浪曲ですが、今回は楽しく聴くことができました。
一凜さんは薄い青の着物に梅があしらわれており、
「この着物を着たら、読み物はただ一つ」と、おなじみ寛永三馬術から曲垣平九郎の「出世の石段」(愛宕山)をかけてきました。
この読み物は昨年8月7日の「講談二ツ目時代」でも聴きましたが、その時とはまた違った笑いも入っており、「ヒヒン」と答える馬や、「ディープインパクトと武豊」、「年金問題」、「バリアフリー」、「床暖房」といった時事的な話題、さらには「キャビア・フォアグラ・フグ・しゃぶしゃぶ」と何でもアリの奇想天外な話に発展して行きます。
それでも押さえる所はキッチリと話をまとめていて、場内も温かいに笑いに包まれました

織音さんは、江戸時代の盲目の国学者・塙保己一と根岸肥前守鎮衛が子供の頃に交わした「お互い出世をする」という約束が果たされたという読み物。
貧農の子に生まれた保己一と下級御家人の家に生まれた鎮衛が、それぞれ紆余曲折を経て出世して行くのですが、特に国学塾を開いた保己一と吟味方与力になった鎮衛の再会場面は感動の一言でした

今回は3席だけでしたが、3人3様の高座を堪能させていただきました
