演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

08/07/04 末廣亭上席・夜の部(お仲入り後)

2008-07-04 | 芸協定席見ブんログ
===お仲入り後===

三遊亭遊雀…『宗論』

東京丸・京平…「漫才」

三遊亭栄馬…『???』
(三遊亭遊三昼夜交代)

笑福亭鶴光…『ぜんざい公社』

北見マキ…「奇術」

桂歌春…『青菜』


さすがに金曜は仕事が遅くなり、それでも末廣亭目指して
既に“割引料金”になっていました。
昨日・一昨日と上手側の後方で見ましたが、今日は上手側中程。
最近、末廣亭では最前列よりも真ん中から後ろの席や桟敷がお気に入りなんです。
何故かと言うと場内の雰囲気も楽しめるから。
でも浅草では2列目、池袋では3列目が好きかな?

遊雀師匠の『宗論』は半ばからでしたが、親父と息子の対立に加え「里の秋」入りの「賛美歌」も場内にバカウケでした

京丸・京平先生の漫才の途中、最前列のオヤジが席を立って何処かへ消えてしまいました
さぁ、それからの京丸先生は、そのオヤジが気になって仕方がない。
途中何度も漫才を中断して心配する始末。
京平先生から「もっと漫才に集中しろよ」と呆れられていました

京丸・京平先生が高座から下りたら、そのオヤジが後方から戻って来ました
素知らぬ顔で席に着いたようですが、場内の客がそれに気付きクスクス…
そのオヤジも気付いて、ナント客席に向かって手を振りました・・・ばかやろぉぉぉ…(大空かほり先生風に)
その姿に客席からは拍手が!
高座返しの間に拍手が起こるなんて、楽屋もビックリしたでしょうね

栄馬師匠のマクラは記憶にあるのですが、師匠の語り口にいつの間にか…
後からいつもの常連さんに聞いたら、小噺だけだったようです・・・

『ぜんざい公社』は私の苦手な噺の一つなんですが、鶴光師匠はアッサリしていて心地良く聴くことができました

マキ先生の“ステンレスハンガー”はとにかく『凄い』の一言です

歌春師匠は落語界の襲名ブームのマクラ。
『青菜』に入って羽織を脱ぎましたが、今日のような暑い日に白い着物は涼しげでいいですね!
『青菜』の時のおかみさんは「長命」の時のような毒々しさがなく、口ではアレコレ言いながらも戸棚に隠れるカワイイおかみさんです。
今夜も楽しい一席でしたが、重箱の隅をつつく事柄が一つ。
「戸棚に隠れろ」と言われたハズなのに、熊さんは「カミさんが押し入れから出て来た」と言っていました。
そういう所まで、私は聞き逃しませんよ!・・・やな客だね