===途中入場===
三遊亭遊吉…『道灌』
コントD51…「アリとキリギリス」
神田松鯉…『天保六花撰 河内山宗俊 卵のゆすり』
昔昔亭桃太郎…『弥次郎』
春風亭美由紀…「川風~新土佐節~東京音頭」
橘ノ圓…「闘病身の上話」
《お仲入り》
橘ノ昇美依…『小言念仏』
北見伸&スティファニー…「HIROMI(プチ☆レディー)」
柳家蝠丸…「怪談小噺」
古今亭寿輔…『釣の酒』
マグナム小林…「バイオリン漫談」
(ナイツ休演)
三遊亭遊三…『子ほめ』
ボンボンブラザース…「太神楽曲芸」
三遊亭圓馬…『禁酒番屋』
今席のこの番組表を見た時、「オヤッ?」と思ったのが昇美依さんが“くいつき”に入っていること。
圓一門(正式には“圓部屋”)の総領弟子が主任、師匠が仲入り前、三番弟子も名前を連ねているとはいえ、“くいつき”という二ツ目さんとしては破格の抜擢なわけですから、昇美依さんがどのような高座を見せてくれるか、期待して注目して浅草に向かいました。
中席としては結構な入りで、番組も順調に進んで行きます。
松鯉先生はいつものように、昔の講釈師は面白くなる場面で読み物を切り、次の日につなげるというマクラから。
今日の読み物は天保六花撰から『河内山の卵の強請り』でしたが、手に汗握る場面でお約束の「本講談はここからが面白くなるところだが・・・」。
呆気に取られる客を楽しむかのように、「と、昔の講釈師はこういう悪知恵を働かせたんですな!」
「私は卑怯なことは大嫌いですから、今日中に全て申し上げます」という言葉に客も大喜びでした。
それにしても松鯉先生、ステキ過ぎます。
今日の最前列は中年のご夫婦が多かったものの、それでも桃太郎師匠は、「イノシシの何を掴んだと思います?」と聞きまわっていました。
さすがに中年男女でも答えられないようで・・・
圓師匠は例のごとく、「美由紀さんもいい歳して独身なんですよ。誰か物好きな人がいたら貰ってあげて下さい」
犬や猫の子じゃないんだから・・・。
でも私はこの「美由紀→圓」という流れは、「笑遊→歌春」流れと同じくらい好きです。
お待ちかね、“くいつき”の昇美依さんは「“昇る美しい依頼の依”と書いて、『マツシマナナコ』と読みます」が不発に終わりガッカリ。
陰陽のマクラから『小言念仏』に入りましたが、念仏を唱えるのがお姑さん、お嫁さんが『みさこさん』という設定にまず大笑い!
さらに「ゴディバ」「WOWOW」「スィートポテト」が登場する斬新な内容。
「どじょうや」ではなく「石焼き芋」を売りに来るという、いかにも昇美依さんらしい高座。
客席の雰囲気を盛り上げるには至らなかったものの、私は楽しませていただきました。
次に登場したHIROMIさん。・・・『糸』に見えました。
蝠丸師匠は古典的な怪談の小噺を2つ。
遊三師匠の『子ほめ』を聴いていつも思うのですが、赤ん坊を褒めに行った男が家に上がり、壁が割れるような大きな声で、
『おい、赤ん坊はどこだ?赤ん坊・・・』
と傍若無人に言うのはいかがなものでしょうか?
あまりの大きな声に、熟睡していたのに目が覚めてしまいましたよ!
圓馬師匠は小さなクスグリが所々に入るのが気になりました。
しかもあまりウケてなかったような・・・
でも噺は面白く、最後に古典の楽しさを感じることができました!
三遊亭遊吉…『道灌』
コントD51…「アリとキリギリス」
神田松鯉…『天保六花撰 河内山宗俊 卵のゆすり』
昔昔亭桃太郎…『弥次郎』
春風亭美由紀…「川風~新土佐節~東京音頭」
橘ノ圓…「闘病身の上話」
《お仲入り》
橘ノ昇美依…『小言念仏』
北見伸&スティファニー…「HIROMI(プチ☆レディー)」
柳家蝠丸…「怪談小噺」
古今亭寿輔…『釣の酒』
マグナム小林…「バイオリン漫談」
(ナイツ休演)
三遊亭遊三…『子ほめ』
ボンボンブラザース…「太神楽曲芸」
三遊亭圓馬…『禁酒番屋』
今席のこの番組表を見た時、「オヤッ?」と思ったのが昇美依さんが“くいつき”に入っていること。
圓一門(正式には“圓部屋”)の総領弟子が主任、師匠が仲入り前、三番弟子も名前を連ねているとはいえ、“くいつき”という二ツ目さんとしては破格の抜擢なわけですから、昇美依さんがどのような高座を見せてくれるか、期待して注目して浅草に向かいました。
中席としては結構な入りで、番組も順調に進んで行きます。
松鯉先生はいつものように、昔の講釈師は面白くなる場面で読み物を切り、次の日につなげるというマクラから。
今日の読み物は天保六花撰から『河内山の卵の強請り』でしたが、手に汗握る場面でお約束の「本講談はここからが面白くなるところだが・・・」。
呆気に取られる客を楽しむかのように、「と、昔の講釈師はこういう悪知恵を働かせたんですな!」
「私は卑怯なことは大嫌いですから、今日中に全て申し上げます」という言葉に客も大喜びでした。
それにしても松鯉先生、ステキ過ぎます。
今日の最前列は中年のご夫婦が多かったものの、それでも桃太郎師匠は、「イノシシの何を掴んだと思います?」と聞きまわっていました。
さすがに中年男女でも答えられないようで・・・
圓師匠は例のごとく、「美由紀さんもいい歳して独身なんですよ。誰か物好きな人がいたら貰ってあげて下さい」
犬や猫の子じゃないんだから・・・。
でも私はこの「美由紀→圓」という流れは、「笑遊→歌春」流れと同じくらい好きです。
お待ちかね、“くいつき”の昇美依さんは「“昇る美しい依頼の依”と書いて、『マツシマナナコ』と読みます」が不発に終わりガッカリ。
陰陽のマクラから『小言念仏』に入りましたが、念仏を唱えるのがお姑さん、お嫁さんが『みさこさん』という設定にまず大笑い!
さらに「ゴディバ」「WOWOW」「スィートポテト」が登場する斬新な内容。
「どじょうや」ではなく「石焼き芋」を売りに来るという、いかにも昇美依さんらしい高座。
客席の雰囲気を盛り上げるには至らなかったものの、私は楽しませていただきました。
次に登場したHIROMIさん。・・・『糸』に見えました。
蝠丸師匠は古典的な怪談の小噺を2つ。
遊三師匠の『子ほめ』を聴いていつも思うのですが、赤ん坊を褒めに行った男が家に上がり、壁が割れるような大きな声で、
『おい、赤ん坊はどこだ?赤ん坊・・・』
と傍若無人に言うのはいかがなものでしょうか?
あまりの大きな声に、熟睡していたのに目が覚めてしまいましたよ!
圓馬師匠は小さなクスグリが所々に入るのが気になりました。
しかもあまりウケてなかったような・・・
でも噺は面白く、最後に古典の楽しさを感じることができました!