京都検定試験近づく!!!
京都の歳時記シリーズは、筆者の事情で断続的になっている。事情とは、現在お世話になっている会社のハワイの子会社に先週出張していた事もあった。
更にいよいよ来月の検定試験が、秒読みになって来た事が本当の事情だ。すべての時間を検定対応に振り向ける事にする。
従って、不定期な更新に留める。11月も京都は行儀が目白押しだ。
京都の秋は、1日の護王神社の「亥の子祭」から始まる。御所のすぐ横にある護王神社は平安の初期、桓武天皇に仕えた和気広虫と清麻呂の兄弟を祭神に奉る神社だ。イノシシが神の使いとされている為、現在では足腰のお守り神にもなっている。「亥の子祭」は宮中の「お玄ちょ」という風習に因みこの時期に開催される。
また、唯一秋に定例舞踊の会を行う「祇園をどり」が祇園会館で開催される。10日まで、流派は藤間流だ。
3日は、城南宮の曲水の宴。神社内「平安の庭」で古式ゆかしく歌詠みの儀式を行う。また、芸術の秋に因み百万遍知恩寺では「古本まつり」など、現代になり始まった行事も多い。
8日は、「かにかくに祭」歌人の吉井勇を偲び祇園白川にある歌碑の前で、芸子・舞妓揃って行われる。
夏に多い「御火焚き祭」が秋のこの時期にも集中する。5日は藤森神社、8日は伏見稲荷大社、11日は八瀬八幡宮などが有名だ。
今年の「紅葉」は順調だと聞いているが、鞍馬方面など台風の影響で「立ち入り禁止」やそもそも「紅葉祭」の中止があるかも知れない。よほどの事情がない限り祭り事は中止しない京都も、今年は「酷暑」の為「祇園祭花笠巡行」を断念するなど、気候変動には勝てないようだ。