生まれてこの方、天皇について深く考えた事がありません。
ですから日本の天皇についての知識も表面的な事柄だけで、殆ど知らないと言って良いと思います。
「天皇」と言う言葉を耳にすると、私の頭の中に思い浮かぶのは「昭和天皇」で、今の天皇は皇太子のイメージが強く残っています。
その感覚は私だけじゃなくて、昭和世代の人たちはそういう人も多いんじゃないかと想像します。
それは今の天皇が皇太子の時に我々一般人の社会に接する機会が多かったのが理由と思います。
テレビの普及と共に当時の皇太子の生活がテレビで流され、それまでは遠い雲のかなたの存在だった皇室が身近に感じられる様になりました。
また、皇太子(当時)が初めて民間人と結婚した事でその感覚はより強くなったと思います。
現実的に皇太子(当時)の活躍は全国に及び、何か事あるたびに出席していたように記憶しています。当時の昭和天皇は重要なポイントで現れて、その存在感が強くて「そこに居る」だけで大きな影響が有ったと思います。
つまり、、、
皇室としての実務は当時は皇太子だった今の天皇が行い、当時の昭和天皇は「象徴天皇」に徹していました。
これが今の平成天皇の送ってこられた人生の根幹にあり、天皇になっても実務を行う事がご自身の役目との思いが強いように感じられます。
「実務を行う」・・・ここには必ず付いてくるのが合理的な感覚です。
この感覚を持たないと天皇と言う地位がお飾りになってしまう、平成天皇の意識の中にその感覚があったら・・・。
「天皇」を地位と考えるか、それとも特別な役職も含むと考えるか・・・
地位なら存在そのものが重要で実務はそれほど必要ありません。
しかし役職と言う部分も含まれていると考えれば、それに見合った実務が必要となります。
平成天皇は後者の考えなのでしょう。
ですから、年齢と共に実務を完璧にこなす事が困難になれば、その地位から降りた方が良いとの考えを示したのでしょう。
その考え方は長い歴史の中で、初めて天皇家の生活を映像で国民に知らせた事が根本原因としてあると思います。
国民に一挙一動を見られている皇太子、今では普通の事かもしれないが、平成天皇が皇太子だった時代はかなり特別な出来事なので、手本にする前例も無く手探り状態。それは周りに存在して意見を言う大人達も同様で、色々な事に右往左往したのは簡単に想像できます。
「皇室・天皇」 それらの全てに置いて今の天皇が道を切り開き、将来においてもご自身のとってきた行動が前例となり、やがては「皇室・天皇」のルールになる事を想定しているのでしょう。
長く継続している事を継ぐ場合の多くは前例を守り、次の継承者に引き継ぐ事が殆どで、自分の色を出すのはほんの少しになるのですが、人生の大半が前例の無い道を歩んできた平成天皇の言動は単なる継承とは違い、非常に難しく、かつ重要です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一般論として。
日本人は「天皇・皇族等」に付いて深くは考えません。
しかも何か調べたり考えてみて、これ以上考えても仕方ないと思って考えるのを止めたのじゃなくて、入り口さえも探していない人が大半です。
「考えて、何かを言ってもどうにもならない」と言うのは後付の理由でしかありません。
そう言う私もその考えた事の無い人の一人なんですが、最近になり少しは考えても良い時期なのでは・・・と感じています。
平成天皇の「天皇退位」に関する発言がきっかけかもしれません。
その「天皇退位」に関しての感覚的な賛否なんですが、国民の多くが持つ(約70%)退位を認めると言う感覚と、その事に付いて話し合っている専門家達との感覚に大きなズレがあるんです。
普通の出来事に賛否を問うと反対する人は「嫌い→反対」と言う人も多いのですが、この「天皇退位」に関しては「大好き→反対」の人がけっこう多いんです。 つまり退位の必要は無い、何もしなくてもそこに存在しているだけで良いと言う人達です。
確かに「退位」は考えれば考えるほど難しい問題が発生してきて収拾が付かなくなりそうです。
仮にベット生活になり、たまに上半身を起こされた状態で何かを話す姿でも、そこに天皇が存在するだけで良いとの思いは有ります。
また実務が困難になれば退位する事になれば、それは天皇だけの事に限定するのも少し違和感が有ったりもします。
他の皇族にも実務の役目を持っているので、その行為が困難になれば・・・と言ってしまうと皇太子妃の雅子様が問題になってしまう。これは平成天皇の意図する事とは違った方向に行ってしまうでしょう。
天皇のあり方について国民が意見を言う・・・国民の声がどれだけ繁栄されるかは解らない
しかし長い歴史の中で考えれば、一番影響を与える可能性が高い時と思います。
その事の是非を問う前に国民一人一人が天皇の事を考えてみる良い機会だと思います。
天皇に権力を持たすべきと考える人から、日本に天皇は必要ないと考える人までさまざまな考えが有ってこその民主国家です。
思いの内容じゃなくて 「考えてみる」 その時かもしれません
ですから日本の天皇についての知識も表面的な事柄だけで、殆ど知らないと言って良いと思います。
「天皇」と言う言葉を耳にすると、私の頭の中に思い浮かぶのは「昭和天皇」で、今の天皇は皇太子のイメージが強く残っています。
その感覚は私だけじゃなくて、昭和世代の人たちはそういう人も多いんじゃないかと想像します。
それは今の天皇が皇太子の時に我々一般人の社会に接する機会が多かったのが理由と思います。
テレビの普及と共に当時の皇太子の生活がテレビで流され、それまでは遠い雲のかなたの存在だった皇室が身近に感じられる様になりました。
また、皇太子(当時)が初めて民間人と結婚した事でその感覚はより強くなったと思います。
現実的に皇太子(当時)の活躍は全国に及び、何か事あるたびに出席していたように記憶しています。当時の昭和天皇は重要なポイントで現れて、その存在感が強くて「そこに居る」だけで大きな影響が有ったと思います。
つまり、、、
皇室としての実務は当時は皇太子だった今の天皇が行い、当時の昭和天皇は「象徴天皇」に徹していました。
これが今の平成天皇の送ってこられた人生の根幹にあり、天皇になっても実務を行う事がご自身の役目との思いが強いように感じられます。
「実務を行う」・・・ここには必ず付いてくるのが合理的な感覚です。
この感覚を持たないと天皇と言う地位がお飾りになってしまう、平成天皇の意識の中にその感覚があったら・・・。
「天皇」を地位と考えるか、それとも特別な役職も含むと考えるか・・・
地位なら存在そのものが重要で実務はそれほど必要ありません。
しかし役職と言う部分も含まれていると考えれば、それに見合った実務が必要となります。
平成天皇は後者の考えなのでしょう。
ですから、年齢と共に実務を完璧にこなす事が困難になれば、その地位から降りた方が良いとの考えを示したのでしょう。
その考え方は長い歴史の中で、初めて天皇家の生活を映像で国民に知らせた事が根本原因としてあると思います。
国民に一挙一動を見られている皇太子、今では普通の事かもしれないが、平成天皇が皇太子だった時代はかなり特別な出来事なので、手本にする前例も無く手探り状態。それは周りに存在して意見を言う大人達も同様で、色々な事に右往左往したのは簡単に想像できます。
「皇室・天皇」 それらの全てに置いて今の天皇が道を切り開き、将来においてもご自身のとってきた行動が前例となり、やがては「皇室・天皇」のルールになる事を想定しているのでしょう。
長く継続している事を継ぐ場合の多くは前例を守り、次の継承者に引き継ぐ事が殆どで、自分の色を出すのはほんの少しになるのですが、人生の大半が前例の無い道を歩んできた平成天皇の言動は単なる継承とは違い、非常に難しく、かつ重要です。
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一般論として。
日本人は「天皇・皇族等」に付いて深くは考えません。
しかも何か調べたり考えてみて、これ以上考えても仕方ないと思って考えるのを止めたのじゃなくて、入り口さえも探していない人が大半です。
「考えて、何かを言ってもどうにもならない」と言うのは後付の理由でしかありません。
そう言う私もその考えた事の無い人の一人なんですが、最近になり少しは考えても良い時期なのでは・・・と感じています。
平成天皇の「天皇退位」に関する発言がきっかけかもしれません。
その「天皇退位」に関しての感覚的な賛否なんですが、国民の多くが持つ(約70%)退位を認めると言う感覚と、その事に付いて話し合っている専門家達との感覚に大きなズレがあるんです。
普通の出来事に賛否を問うと反対する人は「嫌い→反対」と言う人も多いのですが、この「天皇退位」に関しては「大好き→反対」の人がけっこう多いんです。 つまり退位の必要は無い、何もしなくてもそこに存在しているだけで良いと言う人達です。
確かに「退位」は考えれば考えるほど難しい問題が発生してきて収拾が付かなくなりそうです。
仮にベット生活になり、たまに上半身を起こされた状態で何かを話す姿でも、そこに天皇が存在するだけで良いとの思いは有ります。
また実務が困難になれば退位する事になれば、それは天皇だけの事に限定するのも少し違和感が有ったりもします。
他の皇族にも実務の役目を持っているので、その行為が困難になれば・・・と言ってしまうと皇太子妃の雅子様が問題になってしまう。これは平成天皇の意図する事とは違った方向に行ってしまうでしょう。
天皇のあり方について国民が意見を言う・・・国民の声がどれだけ繁栄されるかは解らない
しかし長い歴史の中で考えれば、一番影響を与える可能性が高い時と思います。
その事の是非を問う前に国民一人一人が天皇の事を考えてみる良い機会だと思います。
天皇に権力を持たすべきと考える人から、日本に天皇は必要ないと考える人までさまざまな考えが有ってこその民主国家です。
思いの内容じゃなくて 「考えてみる」 その時かもしれません