街中では少なくなったけど、少し農家が点在する場所に行くとよく見かけるのが、植木の塀です。
ある程度の大きさを保つために、その木にあった時期に剪定します。
畑の隣の家に植木屋さんが数人来て、高い足場の上で剪定をしていました。その時に切れ端が飛ぶので、私の所に挨拶に・・。
私も大きなハサミと電動のバリカンでお婆さんの家の植木の塀を刈り込んであげたりするのですが。
バリカンの切れ味が悪いんです。
そこでプロの植木屋さんに
「やっぱり電動バリカンでは力が弱いので、スパッと切れないのかなぁ~」と尋ねると・・・
「刃を砥いでる」と言われ、、、、、ハッとしました。
バリカンを使い始めて五年以上は経つが一度も磨いたことは無い。軽く掃除をするだけです。
そこでバリカンを家に持ち帰り、解体して刃を磨くことに挑戦です
外は寒いので、古い毛布を敷いての作業です。
下の2枚の刃が(写真では)左右に動いて枝を切ります。
刃には油(グリース)が塗ってあり、それが汚れて固まり黒い塊になっています。(毛布に落ちている黒い粒)
電動ドリルの先にブラシを付けて汚れを取り、水にぬらした紙やすりで錆や汚れを取りました。
刃の部分を紙やすりで研いだのですが・・・それが手首を痛める事に
翌日は手首が痛くて動きません。曲げることが出来ないんです。ほんま、情けない
グリースが必要なのはバリカンじゃなくて、私の関節みたいです。
なんとか手を抜きながら磨き終わり、問題の組み立てです。
こういう場合、よくネジが余るんです
上の写真の緑の本体の中に有る回転するコマに、刃の丸い方を取り付けるのですが、その上下が問題なんです。
それと両方の刃の間に薄い鉄の板が入ります。
これらは後で解ったことで、解体する時はネジを外すと勝手にバラけてしまい。元の姿を確認できなかったんです。
組み立てては、、、解体
違った形で組み立てても、、、解体
何度かやってるうちに、機械の構造がなんとなく理解でき。
カバーまで取り付けて、ついに全て完了したと思った
電源につなぎ試験運転、、、良い感じだ・・・と思った瞬間に別の問題に気が付いた。
二枚の刃とその刃を挟む二枚の板(鉄)をボルトとナットで固定するんです(計4枚)
このボルトの締め具合が解らない。
強く締めると刃が上下に動かない。 緩いと切れが悪い。
ハサミのネジみたいなもんです。ハサミなら手で動かすので、その感触でなんとなく解るのですが。
これは実際に枝を切ってみないと解らない。 しかも4か所あるので均一には無理ですね。
結局はソコソコで我慢するしかないのか・・・。