菅首相は叩き上げの政治家と言われます。
本来は「下積みの苦労を経て、一人前になった職人」に使われる言葉ですが、政治家に使った場合はどんな意味が有るのでしょう。
職人の場合はその技術が一人前になる事が重要です。
逆に言えば職人の人格などはそんなに重要じゃないし、言葉や行動での表現力などは殆ど必要ありません。
「一人前」が職人と政治家では全く違う訳で、ゴールが違うのにそこに向かう過程が同じと言うのはどういう事なのか?
菅首相が安倍首相の後を継ぐ感じで首相の座についた時に、菅首相の事を「叩き上げの政治家」とマスコミや評論家が言っているのを何度も聞きました。それは菅首相の事を好評しているかのごとく聞こえました。
(NHK)
数日前の記者会見の時の顔です。何時も同じような顔をしています。
この人の顔や言葉から、この点が重要だとか、首相が言うのだから・・・とは一切感じません。
腹話術で使う人形でも、もう少し顔で言葉を補う表現をします。
国民に対して、、、、これをやってください
指導者って個人の力で民衆を動かす能力が備わっていて、はじめて「一人前」じゃないのでしょうか。
肩書にモノを言わせて人を動かすのは「係員」です。
自分が下積みの時代はそれで良いのかも知れません。上からその仕事をする為に〇〇係に指名されている訳ですから。
何故、菅首相は官僚が作った書類を棒読みするだけと言われるのか・・・
元々の性格なのか、、、、
それとも事前に目を通して意味を理解する作業をしていないので、自分の言葉に置き換える事が出来ないのか、、、
いずれにしても、その言葉に興奮や感動を感じることは無い。
数日前に西村大臣が要請に従わない飲食店に対して、金融機関を使って圧力をかける様な発言が有り問題になりました。
その件に関して批判が強かったので、菅首相は「聞いていない」と・・・
あたかも西村大臣が独断で言ったようになりました。。。
しかし、事務方では金融機関に対してその旨を周知させるための書類が作成されていたと・・・
こんな事を独断でやれるでしょうか?
もし、、、独断なら、、、
西村大臣は「大バカ者」だけにとどまらず、管轄外に圧力をかける越権行為で「大問題」、その職を続けるのは止めるべき行為です。
独断ではなく親方(首相)が批判されない様に被ったのか・・・
「政治家の下積み」は能力を磨く事ではなくて、親方を守り我慢する事なのでしょうか。
確かに菅首相は官房長官の時代に安倍首相を長期間にわたり守り切った実績は有る。
「叩き上げの政治家」とは、、、
その人を好評する言葉ではなく、トップには不向きな人と評価している事だと知った。。。残念です