小松基地から飛び立ったF15戦闘機が消息を絶った・・・このニュースを聞いた時に「乗員は・・・」と言う話が無かったので、もしかしたら、、、と心配だった。
戦闘機から緊急で脱出すれば自動的に救難信号が出て場所が確認できるはず。
突然の爆発などで脱出できない状態だったのか、それとも異常を回復するために粘り過ぎたのか・・・。
現場付近は陸海空の隊員が出て捜索し、機体の破片などを回収しているが、パイロット2人と機体の本体は何処に行ったのかいまだに解らない様子です。
墜落現場とされるところは水深が6~70mあり、地元の漁師の話では流れも速いと。
今の航空自衛隊の主力戦闘機は、このF15とF35(ステルス機)です。
昔話ですが、航空自衛隊にチョットしたコネがあり(笑) この小松基地に行って戦闘機に触れた事があります。
その当時は今のF15ではなくてF4と言う戦闘機でファントムと呼ばれていました。
日本の戦闘機はアメリカから買うのですが、組み立ては日本の三菱重工がやっています。
F・・の後ろにJとかDとか付いているのは、日本仕様に改良した飛行機です。
日本の自衛隊は「防衛の為」と言う大前提があり、米軍の様に敵を攻撃しに行く為の装備は必要なく、それらを外して日本独自に必要な装備を付けます。
ですから重量が軽くなり、元の性能より飛行能力は高くなる場合もあります。
小松基地でスクランブル(緊急発進)に備えてパイロットたちが控室で待機するのですが、その時はかなりリラックスしていて、私の目には「普通の兄ちゃん」って感じでした。
しかし、何か問題が発生すると一瞬で顔が変わり緊張感に包まれます。
それはパイロットだけでなく、整備の人達も同様でした。
パイロットは飛び立つ前に毎回機体の点検をしますが、本格的な点検整備は整備の人達ですから、その人達にとっては何か問題が発生する事は許されないのです。
寒く荒れる冬場の日本海、、、そこにパイロットと機体が沈んでいる可能性は高い。
捜索活動も危険な状態が続いていると思いますが、一日も早く見つけ出して欲しい物です。