18日、、小池東京都知事が「都民ファーストの会」の代表者が次の参院選に出ると言う事で、5年ぶりに国政に関する街頭運動に出てきました。久しぶりの行動で注目を集めた。
話の一部の切り取りにはなりますが
「大阪より500人死亡者が少ない。」と、他県と比較する発言が有った。
コロナ感染に対して自分の対処が正しかったと言いたいのでしょうが、亡くなった人を使って自画自賛する態度は人としていかがなものか。
そもそも感染防止は一都道府県で対処できるものではないし、各自治体によって条件も違い知事の対処だけで結果に違いが出るものでも有りません。医療体制とか人口構成とか気候、各地方の風習とか色々な事が違っていて、その難易度も各自治体で違っています。
繰り返しになりますが、現実だけの理由で言っているのではありません。
人として亡くなった人を利用して自画自賛し、自分や仲間の利益を誘導する行為は大きな問題です。
タイトルに小池さんの名前を書きましたが、小池さんと同じ様にコロナ感染で亡くなった人たちを使った意見を言う議員がいました。
それはNHKの「日曜討論」で、他党の人が大阪での改革成功例をあげて、国も本気になってやるべき・・・
そんな意味の発言を受けて、立憲の小川淳也議員が
「コロナで東京は4500人しか亡くなっていないのに、大阪では5000人亡くなっている。そういう改革で全部が解決する程・・・・・」
参議院の選挙が近いので競争相手になる党の攻撃をしたいのは分からないでもない。
しかし、これも小池さんの場合と同じで人として大問題です。
SNS上では「4500人しか」が強く問題になっています。「しか」と言う言葉を使ったので、人の命を軽く扱っているなどと批判されています。
それに対して小川議員はTwitterで、その表現に対して「お詫びを申し上げる」と
この謝罪は間違っています。
根本的な問題は死者を自己の利益の為に利用する感覚なんです。
「4500人しか」と「しか」と言う言葉を使ったのでダメだと言っているのではない。それだと、それを使わなければ良いのかと言う事になってしまいます。
人として間違った事を言い、それを認めず部分的に認めて、その部分だけを謝罪する。
「ふざけるな!」
この「日曜討論」を見ていて、この言葉を聞いて、この男の小物ぶりが分かっただけでした。