夏の甲子園、、、準決勝戦の仙台育英・聖光学院は2回で11対1と大差の試合になってしまった。
聖光学院のエースが球数制限・・・一週間で500球以内の関係で、勝った時の事を考慮したのか、疲れが残っていたのか解らないが先発を控えた。 その結果、、、ひどい大差になってしまった。
もちろん投手だけの問題ではこれだけの大差にはなりません。
高校野球の「あるある」で、同じ回にエラーが重なって出てしまう。
その後、エースが出て来て、何とか試合を作っていますが、それも6回になり球数制限で残りの投球回数が迫っています。
疲れも溜まっているのでしょう、遂に6回表につかまってしまり・・15対1
そろそろ投手の交代の時が・・・
甲子園大会ではいくら大差になってもコールドゲームは有りません。
今大会の千葉県予選で82対0と言う試合が有り、チョッと問題になりました。
もちろん5回コールドゲームですが、試合時間は3時間を超えて、その殆どが勝ったチームの攻撃に費やされた時間です。
こんな試合で出場している選手に何か得られるものは有ったのだろうか・・・
まぁ、地方予選の場合は「試合に出場したい」と気持ちだけで、寄せ集めた選手で参加する場合も有り、難しい問題で解決策の見つけにくい問題かもしれません。
しかし甲子園での戦いはそれとは違います。
その時点での能力の差は有れ、全員が甲子園を目指して猛練習して勝ち上がってきたチームと選手たちです。
過去に夏の甲子園大会で29対7と言う試合が有りました。
あの清原和博選手や桑田真澄投手が3年生の時で、PL学園最強のチームと言われていた時です。
相手チームは守っている時間が長く、暑い中で投げる投手はフラフラの状態で、一球投げるたびに肩で呼吸する状態。
キャッチャーが時間を取って休憩をさせようと、一球ごとに立ち上がり時間を作った。
ところが何度も繰り返すの「遅延プレー」と見なされ、立ち上がろうとすると球審にベルトを掴まれて座らされた。
そんな時、、、打者の清原選手は一球ごとに打席を外して素振りをし、相手投手を休ませた。
それを見た球審が注意をしたが清原選手は無視をして、なかなか打席には立たなかった。
その光景を間近で見ていた相手チームのキャッチャーは
「流石に場馴れしている大人のチームだ」と感じたと、後に証言しています。
甲子園まで来ているので、大差で負けているチームの選手たちも最後までプレーしたいでしょう。
無理をしてケガなどしない様に管理するのは監督の務め。
勝敗を度外視した試合内容にはなるのですが、、、
一球に集中 聖光学院の選手たちのプレー、、、、それが本来の高校野球かも知れない・・・