激寒の時期に成っりつつあるウクライナ、ロシアにより電力施設の攻撃で50%の施設が破壊されて、寒い時期をどうやって乗り切るかが、ウクライナ国民にとり大きな問題となっています。
不思議と言うか、当然と言うか、、、ロシアの電力施設の攻撃は火力・水力の施設に行われ、原子力発電所に直接の攻撃は控えている。
確かに原子力発電所に直撃する攻撃をして、放射能をまき散らすことになれば、それこそ世界中を敵に回すことになりかねない。中国やインドも原油を買って、間接的だがロシアに協力する行為をやりにくくなる。。。
この方程式が成り立つなら、、、日本は原子力発電所を再稼働したり新設する事が究極の安全対策になるかも知れない。
ロシアがウクライナに侵入した時には、圧倒的に兵力があるロシアの一方的な戦いになると多くの人が想像しました。
しかし、欧米諸国からの兵器に最新鋭の物が多く、その能力は予想以上にロシアに打撃を与え、大きく戦況に影響しています。その中でも、アメリカが供給した高機動ロケット砲システム・HIMARS(ハイマース)は戦況を一変させた。
ロシアの砲撃が届かない場所から、相手に正確に届くハイマースの威力は、前線の兵士だけでなく、後方にいる司令官も攻撃し、多数のロシア司令官が亡くなった。
それほど高い能力のあるハイマースでも、アメリカはロシア本土に届かない弾しか提供していない。
それはアメリカの武器でロシアのモスクワなどを攻撃すれば、このウクライナの戦争が大きくなり世界を巻き込む対戦になりかねないと判断したからです。
アメリカの姿勢はウクライナ国内で、ロシアの侵略と戦うなら応援する形を崩していません。
その趣旨はウクライナも受け入れて、ロシアの侵略以来その形は保たれていました。
しかし、そのスタイルが壊れた
何時までも国民が死に、都市が破壊され続けることに変わりないウクライナにしてみれば・・・
国外から発射されたミサイルを撃ち落とすのには限界があり、それを解決するには発射している所を攻撃するしかないとなった。今、日本が判断しようとしている「敵地攻撃」の能力を持ち実行できるように憲法解釈をしようとしているのと同じです。
これは戦争拡大のリスクを伴いますが、何時までも国民を殺され都市が破壊され続ければ、必ず我慢の限界が来ます。
自爆型ドローンによるロシア国内の飛行場などに攻撃が行われた。
ウクライナは正式に認めていませんが、これは明らかにウクライナの攻撃と見て間違いないでしょう。
攻撃された地点はモスクワにも近く、やろうと思えばモスクワを攻撃する事が可能だと主張しているとも取れます。
このドローンが何処から出発したのかは不明で、ウクライナから長距離飛行をして攻撃したのか。
それともロシア国内からウクライナの手により攻撃したのかは分からない。
プーチン大統領にしてみれば、どちらであれそれぞれ大きな問題が有ります。
ウクライナから飛んできたのなら、それを察知して追撃する能力がなかったと言う事になります。
また、ロシア国内からだと、国内で反プーチンが活動していることになる。
ウクライナにそんな長距離を飛べる自爆型ドローンは無いのですが、飛行距離の長い偵察用のドローンを改良したとも考えられます。これはロシア国内を攻撃しない前提で提供してくれた国に対して申し訳が立たないので、このドローン攻撃に関する正式な表明が無いのかも知れない。
このドローン攻撃は戦況に大きく影響しそうです。
不思議な事にロシアからの反撃が無い。。。
反撃するロケット砲が枯渇したのか?
それともプーチン大統領や軍の幹部に何か問題が生じているのか?
単に現場の兵器不足で反撃の準備に時間がかかっているのか?
昔の話ですが、、、ソ連兵(ロシア)は相手が強いと感じると、急激に戦意が下がると言われていた。
日本人の様に竹やりででも戦うとか、戦闘機で敵の軍艦に体当たりするのは考えられないのです。
ベトナムでも機関銃を持つ米兵に竹やりで戦いを挑むベトナム兵と言うのが有ったが、日本人を含む東洋人にはそんな感覚を持っている兵士は、白人の兵士に比べて多い感じです。
嘘か本当か分からない昔話の様に、ロシア兵の戦意が落ち、そこにロシアでは力があると言われる「兵士の母親の会」が戦争終結を望めば・・・可能性はかなり薄いがロシアが兵を引き上げるかも知れない。
その条件は2つ・・・
プーチンが失脚しない方法を見つけるか、それとは逆に完全に失脚して次の権力者が戦いを止めるかです。
陸上での戦いが困難な冬の時期に、両国間の戦況に大きな変化がありそうです。