ついつい最後まで見てしまったアルゼンチン対フランス。
サッカーの経験者でも無ければ、サッカーが大好きと言う訳じゃないけど、見ごたえのある面白い試合でした。
スーパースターが期待通りに活躍し、まるでアニメのサッカーの様だったし、試合の流れも誰かが演出しているのかと思うほど劇的でした。
今回のワールドカップは日本代表も大活躍して、テレビ観戦する機会は多かった。
そして強く感じたことが・・・
日頃目にする日本のJリーグの選手たちと、世界で活躍する選手ではキックのパワーに大きな開きがある事。
ボールの扱いが全く違う事。特に南米の選手は足がまるで手の様な動きをする。
決勝のアルゼンチンの選手もそうですが、その特徴が良く出たのが、グループ戦で日本が負けたコスタリカ戦。
日本選手がボールをキープして前に進もうとすると、グラウンドの中央付近でボールを簡単に取られてしまう場面が多く見られ、その逆の場合は取る事がまったく出来ない。
ハーフタイムの時に温厚な森保監督がブチ切れたと言うのも理解できます。
まるでプロのサッカー選手が子供相手に遊んでいる様でした。
決勝戦のアルゼンチン対フランスは反則の連続のように感じたのですが、それが世界で通用するサッカーなのでしょう。
これだけ反則の多いスポーツはサッカー以外にありませんね。
イエローカードとかレッドカードはかなり昔から市民権を得て多くの人が知っていますが、そのカードが切られる前の小さな反則とでも言えばいいのか。
ボールが宙に浮くと、両チームの選手飛びあがってヘディング。
ボールに届かない選手は、ほぼ100%の確率で相手選手に「肘打ち」です。
流石に格闘技の様に横に振り回すことは少ないが、肘を突き出した形で相手選手に身体ごとぶつけたりします。
また、相手選手にボールを取られると、相手の足を引っかけたり、背中を押したりして倒します。
これらをグラウンドの中央付近だと、必ずやりますね。
その反則のペナルティーが自分のチームにとり不利益にならないのも不思議なルールです。
相手にボールを取られ、自分のチームのディフェンダーが元の位置に戻れていない時などは、確実に反則をしてプレーを止めて危機を脱します。
反則行為を戦術として堂々とやるし、見ている人にも認められているスポーツは他に有りませんね。
身体能力の他に、この考え方の違いも、日本サッカーが越えなければならない壁なのかもしれません。
水戸黄門や暴れん坊将軍が懐かしい私にはついて行けない感覚です