防衛費を増やす為に、その一部を増税で賄うと岸田首相が言った。
どの様な税金でも、負担が増える事を喜ぶ国民はほとんど存在しません。
増税するのは法人税とたばこ税と言い、喫煙者以外は個人的に直接負担が増えない形を取り、一般的な国民配慮している感じがにじみ出ています。
喫煙者の「なんでいつもタバコばかり税金を増やすのだ」と言う怒りはほとんど無視されますからね。
首相にとり増税を行なうと言うのは勇気が必要です。
ただでさえ支持率が低い岸田内閣ですから、これ以上嫌われたくないでしょう。しかし、何時言っても嫌われる増税の話は支持率の低い時の方が良いと言う判断も有ります。
良い時に増税を言うと、支持率の下がる幅が大きく、増税に反対と言うイメージが出やすい。
支持率が低い時だと下がる幅も小さくてすみ、増税をマアマア納得していると判断したことになる。
この首相の増税発言を受けて、仲間である自民党の議員から色々と反対する意見が出ています。
それらの意見を聞いてみると・・・
どうも怪しい感じがしてきました。
増税と言う政策に反対する政治家としての意見ではなく、国民が嫌いな事に反対している感じが見え隠れします。
そう、、、自分の人気取りにしか聞こえないのです。
物価高に対応するために、従業員の所得をあげろと言っている時に法人税を増やす案は逆行する行為だとか・・・
増税の施行は何年か先だとか・・・
そんな事を自身のSNSで言ったり、マスコミの前で言ったり、、、そんなに強い意志で反対なら直接岸田首相の所に言って意見を言えばいいんです。反対意見を言っているのは、平議員ではなくてそれが可能な立場の人達ですからね。
国民が嫌な事に反対して、国民の人気を取り、それに賛同する平議員を集めて自分の組織を大きくする。
そんな野心で政策を考えられたら国民の為には成らない。
国の為になると判断すれば、国民が嫌がる事でもハッキリと口にして理解を求めるのが、真のリーダーの能力です。
これが出来ない議員はトップにはなれない、、、、いや、なって欲しくない