衆議院の解散を受けて選挙が始まっています。
私の所にも投票用紙が配達されてきました・・・一応日本国民なので
今回の選挙は裏金議員たちがどうなるか注目されたりしています。
その話題に隠れてしまったのが、議員の定数・区割りの変更です。
地方の活性化をうたいながら、地方を代表する国会議員が減る一方です。
この問題は最高裁で一票の価値が、著しく不均衡だと違憲状態と判断した時から始まっています。
つまり地域を代表するより、人を代表する方を優先したのです。
ただ、最高裁の判事でも意見は分れました。
同じ様な生活環境で多くの人が暮らしても、発生する大きな問題は同じ。
それと比べ広い地域だと、山で暮らす人・海に近い所で暮らす人たちの人数は少ないが、暮らしていく中での大事な問題はまったく違います。
その点をどの程度考慮するかは確かに難しい。
今回は衆議院ですが、参議院になると徳島と高知、鳥取と島根なんかは2県で1人です。
徳島・鳴門市から高知・土佐清水市は直線距離で300kmほどあります。
東京からだと名古屋の手前の豊橋市くらいです。
その地域の代表者が1人なんです。選挙区の範囲が広くて、選挙期間中に漏れなく廻って住民の生の意見を聞く事など不可能な話です。
衆議院の定数で、ここまでの差は無いにしても、それに近い状態です。
そして、この傾向はこれからも続きます。
今回の選挙も地方は定数が減り、東京や神奈川などは増えます。
地方の人間の感覚では、東京の衆議院議員は都議会議員かと感じるほど居てるのに、まだ増やすんです。
国会議員って、、、国の仕事をするんですよね?