王将戦の真っ最中です。
39手目に藤井聡太王将の一手は、、、、
藤井王将らしいと言うか、得意の戦法と言うか・・・
ABEMAより
藤井王将の39手目で、飛車の上に居てた銀を5六銀として、飛車先を開けました。
これは 「飛車交換しますか? それは嫌ですか?」と
菅井竜也八段に尋ねています(手を渡す)
この手は「藤井将棋」によく見られます。
相手次第で、戦い方が決まるので、なんか相手に主導権を渡しているようにも見えるのですが・・・
藤井王将の場合は、そのタイミングが相手にとって悩ましいタイミングなのです。
これは菅井八段も強く感じているらしくて、何時だったか藤井八冠との戦いの感想を聞かれて、その種の事を言っていました。
結局、この場面で1時間ほど時間を消費させられて、封じる事になりました。
ここで菅井八段が打つ手は限られています。
・相手の誘いに乗って飛車交換に応じるか
・飛車交換は嫌だと自分の飛車の前に金を移動したり、飛車を2筋に移動するか
・それとも飛車交換をしたけりゃ自分でどうぞと、5筋の歩を突くか
次の一手で、菅井竜也八段の意地を見せて欲しい。
飛車先を止める手だけは指してほしくない。