南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

スポーツ選手は熱いぜ

2006-07-25 00:10:20 | Weblog
大相撲名古屋場所が終わった。 
今場所は白鵬の綱取りがかかっていたので大変興味深かった。 
残念ながら綱取りは持ち越しということになってしまったが、来場所にでも白鵬が横綱になれば日本相撲界はモンゴルに制覇されてしまうことになる。 
おまけに琴欧州はじめバルトや露鵬などのヨーロッパ組も著しい躍進を見せているし、正に「ガンバレニッポン!」である。 
しかし今場所はびっくりしたことがある。 
長いこと相撲を見てきたけど勝負の後に観客の前で眼を飛ばし合い、罵声をあびせ合う力士の姿を初めて見た。 
どんなに頭にこようが、判定に不服だろうが決して意義を唱えたりアピールしたり感情を表には絶対出さないのが大相撲だった。 
ところが今場所、NHKの全国生放送でガイジン力士露鵬と元ヤンキーの千代大海がやってくれた。 
その後露鵬は控え室でもカメラマン相手にやっちまったもんだから大変だった。 
相撲界も確実に変わって行くんだなと実感させられた一場面であった。 
 
試合中のヒートアップといえば先のワールドカップ決勝でのジダンの頭突き事件であるが、僕なんかあれ見た瞬間にジダンの引退後の道は「K-1」だなと確信した。 
見事な破壊力のある頭突きで今度は観客を沸かせて欲しい。 
名づけて「マルセイユバズーカ」とかいいかもしれない(冗談ですが)

プロ野球では両チームが全員ベンチから飛び出して乱闘をやりそれをテレビ放送で観るというのはよくあることだが、あれを大相撲でやろうものなら洒落にならないだろう。 
判定を不服として両力士の部屋の力士が土俵になだれ込み土俵は崩れるわ、力士のまわしは外れるわ、止めに入った式守庄之助は押しつぶされるやらでたぶん中継は中止されるにちがいない。 
しかし血の気の荒いガイジン力士がこうも増えてくればまんざらないとは言い切れない話である。
 
行司が腰に差している短刀は本来は判定を差し違えた際に責任を取るために使うと聞いたことがあるが、これからはそれを小型の麻酔銃に変える必要性も出てくる。
だって止めようにも相手が相手だものね。 
そういった意味でもこれからの相撲界は変わってゆくだろう。