南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

はたき込み禁止

2007-03-25 23:18:07 | Weblog
大相撲は白鵬が優勝決定戦で朝青龍を下して優勝した。 
しかし、激しい取り組みを期待していただけに拍子抜けしてしまった。
確かに優勝は欲しいのは分かるが、横綱と大関の、しかも優勝決定戦であれはないだろうというのが正直な感想である。 
優勝決定戦の前には朝青龍が全く同じ「はたき込み」で勝った。 
この時も、横綱がこれはないだろうとため息をもらしたばかりだったのに、その直後には自分が同じことされてしまった。 
テレビを観ていた多くの人も、おそらく僕と同じこと思ったに違いない。 
「自分がやるからだよー」って。 
八百長試合は言語道断であるが、はたき込みを大事な一番でやられるとガッカリする。 
出来ることならば横綱大関戦と優勝決定戦では「はたき込み」は禁止に決めて欲しいものだ。 
相撲史に残る大横綱双葉山は決して立会いで変ることはしなかったそうであるが、横綱というのはそれくらいの偉大な存在であって欲しいと思うし、勝てばいいじゃなくて心の底から満足させてくれる相撲を見せて初めて大相撲だと思う。 

行司の木村庄之助は今日の千秋楽で引退だったらしいが、記念すべき結びの一番と優勝決定戦の最後の仕事が「はたき込み」というため息の出る様な采配だったことはちょっと残念だったに違いない。 
もしかして「はたき込みかよ!」って一番不満をもらしたのは木村庄之助だったかもしれない。