南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

お願いだからバラエティーに戻ってぇ~

2009-05-14 23:24:22 | Weblog
前から思っていたけど、報道ステーションのキャスターになってからの古舘伊知郎は顔が変わったというか人間が変わった。
今では1晩200万円で年収5億円ももらっているからそう簡単には今の地位は捨てがたいのだろうが、もうそろそろ本来の姿に戻るのが好ましいような気がする。
このまま権力にシッポ振った発言というか、台本を読み続けていると封印している芸人資質が完全に消滅してしまう恐れがある。
今夜の報道ステーションには民主党の代表候補鳩山さんをゲストに迎えての特番だったが、代表選挙に向けての本来の話題よりも、西松建設からの巨額献金事件と小沢一郎の説明責任ばかり迫っていた。
額の大きさを強調する一連のマスコミの手口「10年で10億円もの・・・」と投げかけた瞬間、鳩山さんから「10年でと意図的に表現しなで、1年で3000万円と言うべきと即たしなめられた。
しかも鳩山さんから「自民党にはもっと多くの議員がもっと巨額の献金を受けていながらそれを公表もしていない。順番からいっても小沢さんは71番目くらいの額です。それに小沢さんはきっちりと処理しているし、検察がいくらたたいても何にも出てこなかった。」」
ここらへんの鳩山さんの弁は見事だった。
ついに古舘伊知郎も同調して口を滑らせてしまう瞬間があった。
「自民党の議員には検察の捜査が及ばないのはおかしい・・・」古舘本人も「やっちまったなー!」と思っただろうが、スタッフルームじゃ冷や汗もんだっに違いない。
日本中のまともな国民は誰もが思ってることだが、マスコミの意識操作戦略的にはアナウンサーやキャスターは絶対に触れてはいけないことを言ってしまったのだ。
「おいおいそれは禁句だろう。あの馬鹿が言ってくれたぜ。しょうがないから「説明責任」で話題を小沢批判につなげろ!」というスタッフの叫びが聞こえるような瞬間だった。
対談は全体を通して古舘伊知郎のいやらしい印象だけが残るやり取りであった。
やはり古舘伊知郎がこのまま報道番組を続けて行くのはもったいない。
そのまんま東と同じように、もうそろそろ本来の持ち場に戻って我々国民を笑いの分野で楽しませて欲しい。
お昼の『笑っていいとも』でレギュラーとして張り切っていた頃の古舘伊知郎はよかったな。