北海道庁やJR北海道では今のところ特にコメントはしていませんが、函館本線閑散区間や留萌本線に続き、根室本線の滝川~富良野間についても、昨今の運行ダイヤ構成から、いずれは存廃論議が出されるのでは?と私自身は危惧しています。
私自身も約15年ぐらい前の夏に乗った覚えがあり、現地オリジナルのソフトクリーム🍦を食べながら、富良野市内を観光したことも。その時は往路を札幌駅から臨時観光特急に乗りました。確か“ラベンダー・エキスプレス”とか言っていたが。
滝川駅を過ぎて、いざ交流電化区間を離れれば、車窓は牧場やサイロばつかりで、民家も疎らだったような。既に石勝線が開業してから久しく、定期の優等列車もないし、交換した普通列車もワンマンの単行列車が殆ど。やはり、昔ながらの根室本線の役目はもはや終わったような印象を受けましたね。
しかしながら昭和41年までの落合~狩勝(信号場)~新得間は、篠ノ井線の姨捨~稲荷山間、肥薩線の人吉~吉松間と並び、最高級の車窓風景として、今なお語り草に。
長編成の寝台急行“まりも”とか、からまつ夜行のルーツとみられた客車列車などが連日、本務機のC57と後補機のD51に挟まれて、狩勝峠での旧線の急勾配に挑んでいたものでした。
最近のダイヤを見ると、いつの間にやら近隣の富良野線の方が運行本数も遥かに多くなり、美しいラベンダー畑に囲まれた美瑛駅や、旭川空港に程近い所を経由。もともと単なるローカル線だった筈だが、何だか羽振りも良さそうな。この分ならば、H100形の進出も意外に近そうだ。そりゃあ、根室本線は不利な筈。
根室本線の方は滝川~富良野間に貨物列車が上下4本。途中の赤平駅では今なお貨物も取り扱っているらしい。しかしながら、この駅がもし貨物扱いをやめたら、この区間もいよいよ立場が怪しくなりそうだ。富良野線をDF200型が走れるような幹線並みに補強し、むしろ貨物列車をこちらに経由を変えて、滝川~新得間は全面的にバス転換という案も出かねない。