毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

忘れかけている日本人の向上心…中国大連~関西空港~関空りんくうタウン

2007年11月20日 20時15分27秒 | Weblog
今回の訪中で中国の若い人達の瞳の輝きに多くを考えさせられました。
それは、我国の若人達が持ち得ない中国人の向上心の強さを感じたのです。
若い人々の多くは、普通に生活していると何とか暮らして行けるのが現在の日本です。
私達は荒廃した国土の再興に寝食を厭わず働いて来たのですが、若人に寝ないで仕事をさせる厳しさの必要性を教えませんでした。「時代が違う」と言う理由からです。

必ずしも中国人民の全てが向上心の持ち主だと言い切れませんが、学生も若い会社員も、経営者も、遣れば出来ると言う向上心が漲っているように見えました。
社会主義国でありながら、無気力で努力のしない中国人民は、路頭に迷い没落して行くのです。しかし、中国には自然資産や人的資産が無尽蔵に埋設していると言えるでしょう。
中国人民には、向上心を絶やす事無く頑張れば、限りない可能性があります。

そのような視点で我国、日本を見た場合、遣りようによっては、もっと大きな可能性を潜在しているような気が致します。
ただ、怠けても食えるような社会環境を我々の世代がつくってしまったため、向上心が希薄になってしまったようにも思えます。
人間社会を学ぶには、北京や大連などの中国の現況を実際に見て聞いて体験して学ぶ事で、人生観も異なってくるような気が致します。

写真は、昨日訪問した大連理工大学の先生方との懇親会で撮りました。
向って左から、今回の訪中をセットして戴いた日中友好高性能健康住宅交流協会、理事長の山口隆道さん、大連理工大学教授で建築博士の唐 建さん、同じく教授で東京大学で博士号を取得したハン・悦さん、学生で助手の韓さん、後ろの男性は、専門語の通訳を努めてくれたましたが、自らが設計施工図面作成の会社を経営する、周 洪志さん、そして山口理事長のアシスタントで通訳のハン・ケイビンさんです。

大連理工大学はとてつもない大きな大学です。しかし、先生方もスタッフも学生も、国づくりのために役立とうと意欲と向上心に満ち溢れています。
唐教授やハン教授の研究視点などは日本の学識者などは大いに学ぶべきでしょう。
また周さんは、ネットを利用して日本などの外国の建設企業をクライアントにしてビジネスをしています。

今回の訪中で、向上心が希薄なれば、我国などは、世界の経済大国だと驕っていても、アット言う間に他国に追い抜かれそうな危うさも感じたのです。

中国に行く事で、日本の30年前の社会状況と、IT産業関連では日本より進んだ技術向上の仕組みが見れて、タイムカプセルで乗って時代を往復する体験が出来た感じです。また将来の日本のあるべき姿も描写出来ます。

今日は関西空港に帰国し、メーカーの方々と懇談して関空のホテルに泊まり、明日、北海道に帰社します。
分刻みの訪中でしたが、とても充実した訪中でした。
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は