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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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一瞬の判断力…北斗市

2008年04月28日 20時09分34秒 | Weblog
羽田空港から乗った飛行機が函館空港に向って降下し、ぶ厚い雲を抜け、白い筋を作っている津軽海峡の海面が見え始め、大揺れだった飛行機は小刻みな揺れに変わります。
地上の景色が目線の直ぐ下に見え、滑走路が近くなってからは左右の揺れが大きくなり、函館空港ビルの建物が見えた瞬間、飛行機は着陸を断念して再上昇となりました。

雲の中を上昇し、かなりの時間、旋回待機を行なって再度、滑走路にアプローチを試み、二度目は高度を下げはじめると間もなく大きな揺れが始まり、地上の景色の見える前にまたもや再上昇となりました。この再アプローチの時間まで既に2時間以上も機内で揺られ続けています。機長は、おそらく3度目の着陸態勢に入ったのだと思われます。それからもかなりの揺れが続いておりましたが、3度目はアプローチ状況になる前に再上昇を行い、札幌の「千歳空港」に向うと言うアナウンスがありました。それから35分、終始大揺れのフライトでしたが函館空港から300km北の千歳空港に降ろされました。

人数が多かった関係で、JRの函館行き急行を5分ほど遅らせ、殆どが列車移動となりましたが、新千歳空港駅から南千歳駅で乗り換え、函館まで3時間の地上移動になります。
皆さんが函館の目的地に着いたのは、おそらく日付が変わる時刻となった事でしょう。
同時刻に、同じく東京から函館空港にフライトした別の航空会社の飛行機は、無事に着陸しており、この事態を知った乗客の中には、怒りの矛先を乗務員や地上係員にぶちまけている人もおりました。写真は上空で撮ったものですが、雲上の束の間の静寂だったよう…

1ヶ月ほど前に外国の飛行場で着陸寸前、横からの激しい突風を受け、左右前後に大きく揺れ、主翼の先端一部を一瞬滑走路に触れ、着陸を遣り直して事なきを得た事がありました。
その時の様子が地上で撮影されており、誰が見てもあのまま着陸を敢行しようとしたら大惨事になっていたと予想され、機長の判断が高く評価された事があります。

別会社の飛行機が着陸し、この飛行機が出来なかった訳で、この機長の判断が問われます。折り返し便が欠航して払い戻し、千歳から函館までのJR特急券の支給など、後始末に膨大な費用が掛かる事になります。機長は、このような事情に左右される事無く、少しでも危険を感じたら着陸を諦める事の方がはるかに「勇気」のいる判断力だと言えるでしょう。

乗客にリスクを与えないと言う機長の信念…家づくりも建主にリスクを与えない工務店…
私は、この機長の判断を支持したいと思います。でも帰宅が0時でした。
昨日は早朝の新幹線で福島県に行き、3時間のイベントを終えて東京に戻り、夕方の飛行機に乗ったらこの状態…本当に長い、長い、日曜日でした。明日は少しゆっくりと…
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