毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

人は常に主観的なもの…函館~北斗市

2008年04月29日 17時50分40秒 | Weblog
49対51の多数決で物事を決めて行く事が民主主義なのだそうです。
したがって選挙に勝った政党が民意を得たと言う事になるのでしょう。
その51の過半数を得た民意が、真に実状を捉えたものであるかどうかは、だいぶ後になってから様々な事象となって判別される事になります。
この我々の民意を示す機会である選挙の時の殆どが、主観的感情で行う事が多いようです。それでもその民意は尊重されなければならないのでしょう。

個人的な感情、個人的な意見などを「主観的」な意見と言います。
一方、道徳的で多くの情報を汲み取った意見などを「客観的」な意見と言います。
つまり物事の全ては、客観的に事を運ぶ必要があります。ところがこの、道徳的で客観的な方向性を見出すためには主観的な意見を上手に取りまとめる必要があるのでしょう。

来年度からはじまる裁判員制度も、裁判官と言うプロの主観的な視点に対して、素人の主観的な意見も参考にして「客観的」な判決を行なうのが目的と言います。
裁判の評決は、プロの裁判官3名、素人の裁判員6名、計9名の多数決つまり、4対5で判決が下されます。この4対5評決のどちらかに、必ず、プロの裁判官の1名以上が加わっている事が前提となります。つまり素人だけでは、無罪、有罪、或いは量刑を評決する事が在り得ないのですから、偏った判決が出難い仕組みになっているようです。

人は皆が主観的な持論を持っているものです。
誰もが自分自身の人生観や感性を持っており、それこそ「主観的感情」なのでしょう。
その主観的な人生観や感性は尊重されて然るべきもの…
この主観的感情を整合し、客観的な方向に導くのが民主主義なのではないでしょうか。

そのためには、出来るだけ多くの方々の意見を客観的に聴ける寛容性が求められます。
この慣用性は、政治家に求めらる大きな要素のような気もしますが、投票する時の尺度としても参考にすべきでしょう。
政治家に限らず、私達のような企業を経営するものは、特にこの寛容力、包容力などが必要だと言われます。
私などは全く備わっていないのですが、常に意識だけはしているつもりなのですが…

今日の祭日は久々に函館駅前の軽食喫茶オーパを訪れ、マスターの野村一成さん(写真)と政治談議を行なって来ました。懇談中にかなり強い地震があり、下北半島あたりが震源との事。
むつ市のファース工務店、シーエスホームの向井さんに電話をしたら、被害らしきものは無いとの事で安堵です。
夕方になった北斗市は強い風が納まり、執務室から見える函館山は、地震のあった北半島を背景に紫色に霞んで佇んでいます。
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は