風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

神ノ川でチョイ釣り&川飯

2016-10-03 16:34:28 | flyfishing

禁漁直前の渓流へ釣りに出かけることになり、恐縮にも朝7時に自宅まで迎えに来ていただいた。
まずは高崎さんの庭でもある小渓流へと車を飛ばす。

現地に到着後、林道に沿って下流へ歩き続け、入渓してからは交互に前後入れ替わりつつ、
流れを遡り、堰堤を超えながら釣り上がった。
間もなく高崎さんが15㎝ほどのヤマメを釣り上げたが、写真を撮ろうとした矢先に逃亡されて
しまい無念~。
私はというと、一度 だけ ”チャポン” とフライに食いついたヤマメ?がいたが、合わせる前に
「ウウッ、まずい」と言ったかは定かでないが一瞬にして吐き出されてしまい釣れなかった。

てな訳で、この小渓での釣りは切り上げて一路神ノ川へ。
途中、ガケ崩れ通行止めの表示を横目で見ながら大量の土石や流木が寄せてある道を不安に
かられながらも慎重に進むこと?分、何とか予定地点に無事辿り着けた。

 




しかし、度重なる台風の爪痕は大きくて元の川を土石が埋め尽くし、林道が新たな流れとなり
その様子は一変していた。






コンクリートは破壊され、土手は無残にえぐられ、元の景色が想像できない程。
水の恐ろしい程の力をまざまざと見せつけられた。



こんな状況ではヤマメや川虫はおろか、川の中のすべてが流されたはず。
釣りになりようもない中、せっかく来たのだからと身支度して流れに入る。
先を行く高崎さんは慣れたもので強い流れや大石を身軽に乗り越え
ながらポイントを攻め上がって行く。

 

私も後に続き丁寧にポイントをたたきながら釣り上がれども、全く当たりが無い。
やはり魚も何もかも流されてしまったのだ。
寂し~い・・・・・。無念さを飲み込みここで納竿。

 


時刻は丁度正午。そうとなればなんといっても川飯です!
(釣りに来ているのか、食べに来ているのか分からない昨今ですが・・・)
高崎さんは私がまだ下準備をしているのに、あっという間にこの通り。



まずは、ガーリックでパンチを効かせたナス焼きと麻婆春雨で乾杯~!!



私は持参した豚肉を焼き始めました。
が、しか~し調理途中でガソリンストーブが失火したため、後半は高崎さんのガスストーブを
借りる次第に。(毎度、火器が不調でお世話になりますです)

 

やっとできましたよ~ん。豚肩ロースのスペアリブソース漬け焼き、レタスとミニトマト添え。



おおっと、忘れもの!
ジャガリコのサラダ味とじゃがバター味で作った即席ポテトサラダを脇に置いたままでした。
横に盛り合わせてこれで完成!!またまたカンパ~イ、ビールもチューハイも進む進む。



ほどよく満たされた後は、高崎さんお勧めのラーメン。
ネギと卵を入れて二丁出来上がり、まいう~!


腹が満たされれば人間誰でも眠くなるもの。川の流れる林道脇に陣取った川飯処で一睡。



アアッ、危ないーっ!!



てな訳なく、川飯処は我らが駐車スペースの隣でやした。
寝ながら空を見上げると、今日はまだまだいい天気。天候には恵まれました。



 


辺りは土石に流木、ガードレールも埋まっていました。
復旧工事にはどれほどの人手と期間そしてお金がかかるのだろう。
ここにあった美しい渓流に魚達が戻ってくるには三年ほどかかるという。






午睡から覚めると青空も無くなり、山には雲がかかり始めていました。
そろそろ帰り支度の時間です。



道端にはホトトギスが一輪。
すぐ傍には繋がって咲くものも、良く見かけるホトトギスとはチョット姿が違うような?
ちがう種類ですかね。

 


帰り道、道志川に立ち寄ると鮎の友釣り師の姿がチラホラ。






魚は流されて居なかったので釣りにはならなかったが、気持ちの良い景色と美味しい空気、
心地よい渓の音、そしてなんと言っても旨い川飯とお酒に友との語らい!
楽しくて美味しくてやめられません。

高崎さん、今回もガイドありがとうございました!!
次は秋の山歩きですかね、またよろしくお願いします!!!