いつも楽しくオーダーを頂いているKさんからの、
親子三代リフォームのご紹介です。

左上から時計回りに…
Kさんご自身のマリッジリング。
ご自身のハーフエタニティリング。
学生の頃、おばあさまから贈られたダイヤのネックレス。
そして、お母さまの外国で買われたバロックパールのリング。
アイテムも素材もバラバラの4点です。
ですが、明確なイメージをお持ちのKさん。
具体的な仕様のご提案や、アレンジのお手伝いをさせて頂きました。
まずは、バロックパール。

リングのままでは使いにくい、ということで、ペンダントトップへ。
バチカンなどの金具を、いちから制作してしまうと、お値段も上がってしまうのと、
そんなに拘らないということだったので、
既製品のバチカン&金具を使用させて頂きました。
ですが、Kさんのひとひねり。
パールの "えくぼ" の部分にダイヤを埋め込んで、ポイントに、と。名案です!
既製品のバチカン&金具を使用させて頂きました。
ですが、Kさんのひとひねり。
パールの "えくぼ" の部分にダイヤを埋め込んで、ポイントに、と。名案です!

おばあさまからのダイヤネックレスから1ピースを使用。
石座は、地金を溶解して作った丸球に芯を立てて、
石座は、地金を溶解して作った丸球に芯を立てて、
筋彫り風テクスチャをつけました。
これで、バチカンの既製モノ感は払拭されました!やった!
そして、ご自身のマリッジリング。
たっぷりした18金の幅広甲丸リングです。


こちらに、おばあさまからのネックレスのダイヤをセッティング。
リングのサイズのわりに、ダイヤが大きめだったので、
全体に入れてしまうと刻印も消えてしまうかもです…と申し上げると、
Kさんは「消えても大丈夫です」と、即答。
Kさんは「消えても大丈夫です」と、即答。
ですが、お隣にいらしたクール美人のお嬢さまが
「それはダメ!」と即却下されたのが、猛烈に好感が持てました!
ご家族仲良しで、ご両親をお好きなんだなぁ、と。
ということで、刻印が消えないバランスでの、ハーフエタニティリングへ。

ランダムに散らされたダイヤたちが、
リズミカルで楽し気で、朗らかなKさんにぴったりのリングになりました。
そして、プラチナのハーフエタニティリング。

こちらを おじょうさまの "ツブツブリング" へ。
こちらは、Kさんもすでにお作り下さっていて、
ご家族の中で「ポン・デ・リング」と呼んで頂いているそうです♪
こういうのって嬉しいです。

おじょうさまのツブツブリング。
サイズをお測りする際、
どちらの指にされるか伺ったところ…
「親指」と即答され、
全く違う角度からの返球に、
同席した大人3人、椅子から転げ落ちるほどびっくりしました!(笑)
親指!!!
感度の高い柔らかいご意見。
ツブツブリングは、球体が連なる完全なエタニティリングです。
そして、その形状をフルに活かせるのは、
一番視認しやすい"親指" なのかもしれません。
芯を捉えてます。
そういえば、私ってコンテンポラリージュエリー専攻していたなぁ、
とぼんやり思い出したり。
思えば遠くへきたもんだぁぁぁ…♪

お願いして着画を送って頂きました!
親指使用、ものすごくかわいいです。真似したい…

おばあさまから贈られたネックレスも含めて、
親子4代のジュエリーたちです。
そして…
時々「親指」と伺った時の、大人3人の驚愕する姿を思い出しては、
可笑しくって笑ってしまいます。
可笑しくって笑ってしまいます。
いろんなお話が伺えて…たくさんの気付きもあって…
ジュエリーって本当に素晴らしいものですね。
昭和な言葉しか浮かばない川畑でした。
昭和な言葉しか浮かばない川畑でした。