家族と暮らしていると、自分が不要だと思っていてもおいそれとは処分できないモノってありますよね。
特に共有しているモノに関しては、難しいモノがあります。
同じ屋根の下で暮らしているのに、なぜかライフスタイルが違う私と母の、不要品の考え方について綴ります。
ラグ(カーペット)やマット
私が家事全般を担うようになってから、家中のあるモノを処分したいと思うようになりました。
それは、ラグ(カーペット)やマットの類。
どうも、掃除機をかけたり床の拭き掃除をしているときに、邪魔で仕方がありません。
それに、繊維の奥に入り込んでいる埃は、掃除機だけでは取りきれないし、なんなら徐々に蓄積されていっているので、丸洗いする際には、洗った水が真っ黒になります。
そういうことを考えていると、もう洗う手間も並大抵じゃないし、かといって短いスパンで買い替えるのも面倒くさいし費用もかかります。
だったら、いっそ使わなければいい、持たなければいいと思っているのですが、母は違うのですよね。
以前、ダイニングにカーペットを敷いていましたが、私が汚いということを理由に(実際いろいろなモノをこぼして汚かったです)処分させてほしいと母に頼みました。
YESの答えを引き出すのに、多少時間がかかりましたが、なんとか許可を貰い処分。
その後、新しいカーペットを買うからといいつつ、知らんふりを続け、しばらくしてから「もうキッチンのカーペットはなくてもよくない?」と言ってみたところ「好きにしなさい」と(笑)
しかし、和室に敷いているカーペットは処分させてくれません。
何故なら、畳の上にリクライニングチェアを置きたいから。
リクライニングチェアを置くと、畳に傷がつくとの理由から処分させてくれません。
私としては、リクライニングチェアの幅に合わせたラグと買い替えたいのですが、今現在もいい返事はもらえていないので、処分できずにいます。
それから、廊下に敷いているカーペットがあるのですが、これも処分したい気持ちでいっぱいで、いつか話を切り出したいと思いつつ、まだ言えていません。
きっと、無いと困ると言い出すと思うので、何か譲歩案を考えておかないと、交渉がムダに終わる可能性が高いです。
やかん
普通、やかんってお湯を沸かすために使いますよね?
我が家というか、母は違います。
母は、やかんを水差しとして使っています。
今、お湯は湯沸かしポット(電気魔法瓶?)で常に飲める状態にしています。
母は、このポットに水を入れる際に、やかんを使うのです。
しかし、水を入れるだけであれば、違う形状の水差しでいいはずです。
今使っているやかんは、そろそろ買い替え時だと思っているので、母にやかんが汚いから捨てたいといったところ、激しく拒否されました。
なくなったら、水をポットへ入れられなくなるから、と。
いやいや、他の水差しとかを買えばいいやん。
と、思うのですが、母はやかんじゃないとダメだと思い込んでいます。
さて、どうしたら他のモノでもいいと理解してくれるのか。
困ったモノです。
私としては、使うたびに沸かせる電気ケトルで十分だと思っているのですが、どうも母はその湧くまでの数秒間や数分間が我慢できない性質で、以前ティファールの電気ケトルがあったのですが、数回使っただけで、あとは使わなくなりました。
数か月前に、私が何回か使用したところ、プラグ部分が異常に熱くなることがわかり(おそらく劣化していたと思われます)処分してしまいましたが、できることならコンパクトサイズの電気ケトルが欲しいです。
それにしても、母は電気ケトルの湯が沸くのは待てないくせに、電気湯沸かしポットが湯を沸かす時間は待てるのは、一体何が違うのか?と、毎日疑問に思ってしまいます(苦笑)
折りたためない傘
傘も、私と母では意見が合いません。
私は、普通の傘は持ち歩きが大変だし、何度も紛失しているので、正直いらないと思うのですが、母は絶対に必要だと言います。
個人的には、折り畳み傘で十分だと思っていますが、母は折り畳み傘はたたむのが面倒くさいことと、面積が大きくない点が、あまり好きではない様子です。
また、私は紛失するくらいならいっそ持たない方がいいと思っていますが、母は紛失したら買いに行くのが面倒くさいから、ストックを持っておくべきモノと認識しています。
結果、以前は20本近くの傘が我が家にはありました(苦笑)
20本分の傘、全部紛失してもいいと言わんばかりでしたが、どう考えても使い切れないし、1~2本を除いたほとんどの傘は未使の状態でいつまでも持っていました。
その普通の傘、今は1本しかなく、あとは折り畳み傘が3本あるだけです。
この3本の内訳は、1本は普段使い、1本は車に常備、1本は災害時の避難用グッズの中に入れています。
普通の傘の大半は、リサイクルショップで買い取ってもらい、買い取り不可だった傘は、隙を見て処分していきました。
1本だけ残したのは、母が使うと言い出さないとも限らないからです。
もっとも、母が外出する際は、私が車で送迎しますし、雨の日はほとんど出かけないので、残す必要もないのですが、最後の1本がなくなったら、さすがに母も怒りそうなので、残しています。
長靴
長靴も、私は不要かな、と思っています。
というのも、母は雨の日に出かけないし、出かけたとしても車で移動するので、足元が濡れることがほとんどありません。
私は、たまに公共交通機関を使うので、雨の日対応のシューズが必要ではありますが、長靴である必要はないです。
しかし母には、雨の日は長靴を履く、という思い込みがあるので、履きもしない長靴をいつまでも捨てようとはしませんでしたが、これも隙を見て処分してしまいました。
もしばれたら、めちゃくちゃ怒られるだろうな、と思いましたが、その時は新しいモノを買ってくればいいや、と思って知らん顔をしていますが、今現在長靴がないことに気が付いていません(笑)
でも、結局そういうことなのですよね。
必要だと頑なに処分することを拒否していても、無くなっても気が付かないくらい使わないし、日ごろ気にもかけていないわけです。
だったら、最初から無いも同然ですよね?
洗面器
浴室で使う洗面器ですが、私は使っていません。
しかし、母は絶対に使います。
これは、入浴ルーティンが決まっているので、仕方がないことなのですが、お風呂掃除をする私からすると、洗面器を洗うのが面倒くさいので、使わないで入浴してくれんかな、と思っています。
ただ、浴槽の湯を使いたいときに掬う道具は必要なので、そういうグッズに買い替えたいとは思っています。
1人になったら、おそらく洗面器は処分して、違うグッズに買い替えると思います。
母が唯一不要だと言い張るモノ
母は、いろいろなモノを必要だと言っては放置している人ですが、頑なに要らないから買わないというモノがあります。
それは、ベッドや布団用マットレスです。
実は、母は毎日ソファで寝ています。
はっきり言って、母はおデブ体形なので、ソファでは十分に身体を伸ばして寝ることはできないのですが、母はソファが一番寝やすいと言い張ります。
そして、小さく縮こまってソファで寝るのですが、それが原因なのか、数年前から腰が曲がってしまっていて、もう元には戻らないでしょう。
母には何度か、ベッドを買ったらどうかと提案したのですが、ベッドは大きいから要らないと言います。
かといって、布団で寝ることは足腰の弱い母にはムリなので(立ち上がることができないので)、ベッドを拒否されると、今のままソファで寝ることを許すしかありません。
いずれ、母に介護が必要になったら、何を言われようとベッドを購入するつもりですが(そうしないと介護する側が辛いので)、今は母の意思を優先するしかありません。
他にも、母と私とで必要なモノと不要なモノが一致しないことがたくさんあります。
それは、私にとってはストレスの原因になったりするのですが、母にとっても私から「要らないのでは?」と言われることがストレスになっているのでしょうね。
それが何となく伝わるので、強く言わないことにしていますが、できることならもっと暮らしやすいスタイルがあるのではないのか、といったことに意識を向けてほしいと思います。
そうした方が、毎日の暮らしに精神的ゆとりができると思うのですよね。
でも、まあ、80歳ともなると自分の考えが違うかもしれないと、今更考えること自体、疲れてしまうのかもしれませんね。
特に共有しているモノに関しては、難しいモノがあります。
同じ屋根の下で暮らしているのに、なぜかライフスタイルが違う私と母の、不要品の考え方について綴ります。
ラグ(カーペット)やマット
私が家事全般を担うようになってから、家中のあるモノを処分したいと思うようになりました。
それは、ラグ(カーペット)やマットの類。
どうも、掃除機をかけたり床の拭き掃除をしているときに、邪魔で仕方がありません。
それに、繊維の奥に入り込んでいる埃は、掃除機だけでは取りきれないし、なんなら徐々に蓄積されていっているので、丸洗いする際には、洗った水が真っ黒になります。
そういうことを考えていると、もう洗う手間も並大抵じゃないし、かといって短いスパンで買い替えるのも面倒くさいし費用もかかります。
だったら、いっそ使わなければいい、持たなければいいと思っているのですが、母は違うのですよね。
以前、ダイニングにカーペットを敷いていましたが、私が汚いということを理由に(実際いろいろなモノをこぼして汚かったです)処分させてほしいと母に頼みました。
YESの答えを引き出すのに、多少時間がかかりましたが、なんとか許可を貰い処分。
その後、新しいカーペットを買うからといいつつ、知らんふりを続け、しばらくしてから「もうキッチンのカーペットはなくてもよくない?」と言ってみたところ「好きにしなさい」と(笑)
しかし、和室に敷いているカーペットは処分させてくれません。
何故なら、畳の上にリクライニングチェアを置きたいから。
リクライニングチェアを置くと、畳に傷がつくとの理由から処分させてくれません。
私としては、リクライニングチェアの幅に合わせたラグと買い替えたいのですが、今現在もいい返事はもらえていないので、処分できずにいます。
それから、廊下に敷いているカーペットがあるのですが、これも処分したい気持ちでいっぱいで、いつか話を切り出したいと思いつつ、まだ言えていません。
きっと、無いと困ると言い出すと思うので、何か譲歩案を考えておかないと、交渉がムダに終わる可能性が高いです。
やかん
普通、やかんってお湯を沸かすために使いますよね?
我が家というか、母は違います。
母は、やかんを水差しとして使っています。
今、お湯は湯沸かしポット(電気魔法瓶?)で常に飲める状態にしています。
母は、このポットに水を入れる際に、やかんを使うのです。
しかし、水を入れるだけであれば、違う形状の水差しでいいはずです。
今使っているやかんは、そろそろ買い替え時だと思っているので、母にやかんが汚いから捨てたいといったところ、激しく拒否されました。
なくなったら、水をポットへ入れられなくなるから、と。
いやいや、他の水差しとかを買えばいいやん。
と、思うのですが、母はやかんじゃないとダメだと思い込んでいます。
さて、どうしたら他のモノでもいいと理解してくれるのか。
困ったモノです。
私としては、使うたびに沸かせる電気ケトルで十分だと思っているのですが、どうも母はその湧くまでの数秒間や数分間が我慢できない性質で、以前ティファールの電気ケトルがあったのですが、数回使っただけで、あとは使わなくなりました。
数か月前に、私が何回か使用したところ、プラグ部分が異常に熱くなることがわかり(おそらく劣化していたと思われます)処分してしまいましたが、できることならコンパクトサイズの電気ケトルが欲しいです。
それにしても、母は電気ケトルの湯が沸くのは待てないくせに、電気湯沸かしポットが湯を沸かす時間は待てるのは、一体何が違うのか?と、毎日疑問に思ってしまいます(苦笑)
折りたためない傘
傘も、私と母では意見が合いません。
私は、普通の傘は持ち歩きが大変だし、何度も紛失しているので、正直いらないと思うのですが、母は絶対に必要だと言います。
個人的には、折り畳み傘で十分だと思っていますが、母は折り畳み傘はたたむのが面倒くさいことと、面積が大きくない点が、あまり好きではない様子です。
また、私は紛失するくらいならいっそ持たない方がいいと思っていますが、母は紛失したら買いに行くのが面倒くさいから、ストックを持っておくべきモノと認識しています。
結果、以前は20本近くの傘が我が家にはありました(苦笑)
20本分の傘、全部紛失してもいいと言わんばかりでしたが、どう考えても使い切れないし、1~2本を除いたほとんどの傘は未使の状態でいつまでも持っていました。
その普通の傘、今は1本しかなく、あとは折り畳み傘が3本あるだけです。
この3本の内訳は、1本は普段使い、1本は車に常備、1本は災害時の避難用グッズの中に入れています。
普通の傘の大半は、リサイクルショップで買い取ってもらい、買い取り不可だった傘は、隙を見て処分していきました。
1本だけ残したのは、母が使うと言い出さないとも限らないからです。
もっとも、母が外出する際は、私が車で送迎しますし、雨の日はほとんど出かけないので、残す必要もないのですが、最後の1本がなくなったら、さすがに母も怒りそうなので、残しています。
長靴
長靴も、私は不要かな、と思っています。
というのも、母は雨の日に出かけないし、出かけたとしても車で移動するので、足元が濡れることがほとんどありません。
私は、たまに公共交通機関を使うので、雨の日対応のシューズが必要ではありますが、長靴である必要はないです。
しかし母には、雨の日は長靴を履く、という思い込みがあるので、履きもしない長靴をいつまでも捨てようとはしませんでしたが、これも隙を見て処分してしまいました。
もしばれたら、めちゃくちゃ怒られるだろうな、と思いましたが、その時は新しいモノを買ってくればいいや、と思って知らん顔をしていますが、今現在長靴がないことに気が付いていません(笑)
でも、結局そういうことなのですよね。
必要だと頑なに処分することを拒否していても、無くなっても気が付かないくらい使わないし、日ごろ気にもかけていないわけです。
だったら、最初から無いも同然ですよね?
洗面器
浴室で使う洗面器ですが、私は使っていません。
しかし、母は絶対に使います。
これは、入浴ルーティンが決まっているので、仕方がないことなのですが、お風呂掃除をする私からすると、洗面器を洗うのが面倒くさいので、使わないで入浴してくれんかな、と思っています。
ただ、浴槽の湯を使いたいときに掬う道具は必要なので、そういうグッズに買い替えたいとは思っています。
1人になったら、おそらく洗面器は処分して、違うグッズに買い替えると思います。
母が唯一不要だと言い張るモノ
母は、いろいろなモノを必要だと言っては放置している人ですが、頑なに要らないから買わないというモノがあります。
それは、ベッドや布団用マットレスです。
実は、母は毎日ソファで寝ています。
はっきり言って、母はおデブ体形なので、ソファでは十分に身体を伸ばして寝ることはできないのですが、母はソファが一番寝やすいと言い張ります。
そして、小さく縮こまってソファで寝るのですが、それが原因なのか、数年前から腰が曲がってしまっていて、もう元には戻らないでしょう。
母には何度か、ベッドを買ったらどうかと提案したのですが、ベッドは大きいから要らないと言います。
かといって、布団で寝ることは足腰の弱い母にはムリなので(立ち上がることができないので)、ベッドを拒否されると、今のままソファで寝ることを許すしかありません。
いずれ、母に介護が必要になったら、何を言われようとベッドを購入するつもりですが(そうしないと介護する側が辛いので)、今は母の意思を優先するしかありません。
他にも、母と私とで必要なモノと不要なモノが一致しないことがたくさんあります。
それは、私にとってはストレスの原因になったりするのですが、母にとっても私から「要らないのでは?」と言われることがストレスになっているのでしょうね。
それが何となく伝わるので、強く言わないことにしていますが、できることならもっと暮らしやすいスタイルがあるのではないのか、といったことに意識を向けてほしいと思います。
そうした方が、毎日の暮らしに精神的ゆとりができると思うのですよね。
でも、まあ、80歳ともなると自分の考えが違うかもしれないと、今更考えること自体、疲れてしまうのかもしれませんね。