マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

ティーセットに関する思い込みを捨てる話

2020-05-19 | 日々の暮らし
今回は、何をブログで綴ろうかな、と考えていたら、いつの間にか夜になりました(笑)
夕飯を食べるときは、いつも飲み物を用意していますが、大体は日本茶か水です。
使う食器は、ガラスコップだったり、マグカップだったりするのですが、ここ数日は湯飲みを使っています。

今夜も、湯飲みを用意しながら、ふとティーセットに関することを思い出したので、今回はそのことについて綴ります。

ティーセットは何客ありますか?
私の家には以前、たくさんのティーセットと日本茶の茶器セットがありました。
ほとんどが貰い物で、両親が購入したモノはなかったようですが、ノリタケのアウトレット品などがたくさんありました。
親戚が、かつてノリタケで働いていたので、規格外品をいただいたりしたそうです。

ティーセットは、大体が5客セットで揃っていましたが、規格外ということと引っ越しを何度かしていることで、4客しなかったり、カップはあるけどソーサーがなかったり、その逆だったりと、きちんとそろっているティーセットは少なかったです。
しかしながら、種類がたくさんあったため、おそらく30客くらい持っていたと思います。

また、日本茶の茶器セット(湯飲み・フタ・茶托・急須)は、2~3種類はあったと記憶しているので全部で15客と、単品で購入したり、貰ったりしたモノを合わせると、こちらも30個以上は湯飲みがあったと思います。

それに加えて、おそらくどこの家庭でも似たような現象が起きていると思いますが、マグカップってこれでもか!というくらい、異常に多くなりませんか?(笑)
我が家にあるマグカップは、家族それぞれが気に入って購入したモノに加えて、コーヒーや紅茶などについてくるノベルティのマグカップが、食器棚に所狭しと詰め込まれていました(苦笑)

我が家の現在のティーセットや茶器セット
我が家の現在のティーセット、茶器セット、マグカップの数ですが、

 ・湯飲み小 1個
 ・湯飲み大(寿司屋で出てくるアレ) 1個
 ・マグカップ 5個(うち2個はセットで柄が一緒)
 ・カップアンドソーサー 2客
 ・デミカップ 2個
 ・カフェオレカップ 2個

全部で10個ですね。
これに、ガラスコップが3個加わります。
来客用のティーカップ&ソーサーや茶器セットは、ありません)

上記以外は、全て処分しました。
もちろん、ノリタケの規格外品のティーセットも。
処分方法は、全て「廃棄」です。
ノリタケの規格外品などは、メルカリやネットオークションなどに出品すれば、まあまあの価格で買ってくれる人もいたかもしれないのですが、食器は梱包の手間が大変なことと、売れるまで家に置いておかなければならないことが、精神的に負担だったので、全て捨てました。
ちなみに、我が自治体では、食器は家庭ごみなので、捨てると処分場で高熱で燃やされ(溶かされ)ます。

主に使っているモノ
マグカップのうち、2つは不思議の国のアリスグッズで、見た目が可愛いので、コーヒーや紅茶はアリスのマグカップで飲んでいます。
母は、専用のマグカップがあります。
残りふたつのマグカップは、カップスープ用です。

湯飲みは、以前は寿司屋仕様のモノを使っていましたが、洗いにくいので小さい湯飲みを使うようになってきました。

カップ&ソーサーのセットは、1客は私が気に入って買ったモノで、もう1客は母が残しておいてほしいと言ったモノで、すこし変わったデザインの陶器製です。
母のお気に入りは、全く使う気配がありませんが、私のお気に入りは、かっこつけて飲みたいときに使います(笑)

デミカップとカフェオレカップは、名前どおりの使い方をしていません。
デミカップは、つまようじ差しにしたり、スティックシュガーを差したりして使っていて、カフェオレカップは口が幅広なので、小さめの丼として使っています(笑)

ティーセットや来客用茶器類の思い込み
来客用に、と、カップ&ソーサーや茶器類を5客セットで購入している方、結構多いのではないでしょうか。
また、引き出物や返礼品として、5客セットなどをいただくことも、たまにありますよね。

私は、つい最近まで、複数のお客様にお出しするカップ&ソーサーや茶器は、全て揃っているモノを出さなければ、失礼にあたる、となぜか思い込んでいました。
そして、ほんの数か月前までは、茶器セットを処分せずに取っておきました。
もちろん、来客があった際に、それにお茶を入れておもてなしするためにです。

しかし、いつまでたっても5人もの来客などないし、そもそも我が家には来客が数年に一度、あるかないかです(苦笑)
だから、昨年のある日、思い切って来客用のティーセットや茶器類は持つまい、と決めて茶器セットを処分しました。
そして、もし来客があっても日本茶は絶対に出さないこととし、コーヒーや紅茶は、現在あるマグカップやカップ&ソーサーをうまいこと組み合わせて使うつもりでいます。
もし、それで客人が気分を害されたのなら、その方にはもう来訪していただかないようにします(笑)
ただ、そう決めてから以降、一度も来客がありませんが(苦笑)

そして、今ティーセットや茶器に関して思っていることは、

「5客10客と揃える必要はない」

ということです。

頻繁に来客がある家庭では、揃えておいてもいいと思いますが、年に1度か2度程度しか来客がないのであれば、揃えた5客10客がスペースを取りすぎて、邪魔になるだけですからね。
いつ来るかわからない客人のために揃えるのではなく、1客ずつがバラバラでもいいから、自分の好きなデザインや色柄のモノを持つ方が、自分の毎日のティータイムが楽しいです。

紅茶文化の英国では
ティーセットや茶器セットって、5客揃っていることが当たり前だと思っていましたが、英国では実は5客10客の柄やデザインが揃っていなくても、まったく気にしないのだと、テレビの番組で言っていました。

紅茶の歴史が長いイギリスでは、アンティークのティーセットもたくさんあり、長く使っていると、亀裂が入ったり割れたりして、ソーサーだけ残ってしまったり、カップだけが残ってしまうので、そういう場合は、柄が揃っていなくても、別のソーサーやカップを合わせて使うのだそうです。

また、数客全てのデザインを揃えるより、カップ&ソーサー&ケーキ皿といった3点セットで、お気に入りの1セットを買うことを好むとも言っていましたね。
ですから、数人が集まってお茶の時間を過ごす際は、いろいろなデザインや柄のカップ、ソーサー、ケーキ皿がテーブルに並び、それぞれのデザインや色柄を楽しみながら、そして食器について語り合いながらお茶を飲むのだそうです。

そういえば、趣は全く違いますが、茶道では茶碗の絵や模様を褒める、というお作法がありますね(ありますよね?)
日本茶にしても、紅茶にしても、使う器も含めて楽しむことが、大切なのかもしれません。

こだわりの1客
昔、職場の大先輩に、コーヒー専門の喫茶店へ連れて行ってもらったことがあります。
店内は長細い作りで、カウンター席とテーブル席が数個あるだけでしたが、マスターのこだわりが感じられるセンスのいいお店でした。
カウンターに座ると、正面には壁一面に棚があり、隅から隅までカップ&ソーサーで埋められていましたが、全て違うデザインで、コーヒーをオーダーするとマスターが気まぐれに1客を選んで、それにコーヒーを注いでくれる店でした。
聴くと、マスターが1つ1つ買い揃えたらしく、海外へ行って買い付けたセットもありました。

コーヒーにこだわりがあるのはもちろん、カップ&ソーサーにもこだわりがあるその様子は、正直かっこいいと思いましたし、自分もセンスのあるセットを集めてみたい、と思いました。
もっとも、モノが増えてしまうので、結局集めませんでしたけどね(苦笑)

そのコーヒー店とは別に、紅茶を専門とする私が大好きな喫茶店があるのですが、そこも食器にこだわりがあります。
オーナーが女性なのですが、イギリスがとても好きで、留学もしていたとのこと。
ですから、今でも新しい食器や紅茶を、直接買い付けに渡英するそうです。
渡英しているときは、お店が休みになるので、わかりやすいです(笑)

こちらの喫茶店も、ティーセットのデザインが何種類もあって、数人で訪れると、全員違うデザインの食器で紅茶や食事がサーブされるので、友人と訪れると、食器やカップの色柄や絵についての会話が自然と弾みます。
紅茶の銘柄や食事内容だけではなく、全てにおいてこだわりがちりばめられているお店なのだな、と最近になって納得した次第です(笑)

お茶の時間はそのすべてを味わう時間
紅茶、コーヒー、日本茶問わず、お茶の時間というのは、本来その全て(お茶の銘柄や味、食器、テーブルコーディネート、部屋や店の雰囲気など)を味わうのが、きっと通の楽しみ方なのでしょうね。

私はというと、家に居るときはお気に入りのマグカップ、カップ&ソーサー、湯飲みを使って飲みますが、そのほかは何も考えていません。
自室の机でパソコンのキーボードを叩きながら、無意識に飲み物に手を伸ばして飲むだけの毎日です。
お気に入りの器で、好きなモノを飲む。
それだけで、十分だと思っていました。

しかし、英国の紅茶の楽しみ方や、茶道の作法を思い浮かべると、本当はもっと拘った時間の過ごし方をした方が、もっと幸福度が上がるのかもしれないな、と思います。
とはいえ、やはりいつもどおり、お気に入りの器で好きなモノを飲むだけになってしまいますけれどね(苦笑)
もう少し、自分に余裕があったら、雰囲気作りにもこだわりを持つことができるのかもしれませんね。
ということは、今はまだ余裕がないということかな(笑)
いつかは、ステキなお茶の時間を過ごせるようになりたいですね。


今回は、ティーセットの話から、ティータイムの過ごし方まで、大した内容でもなくつらつらと綴ってしまいました。
でも、お茶の時間って実は重要な時間ですよね。
この時間がほんの数分あるだけで、なんとなくストレス解消になりますからね。
お茶の時間、拘るべきは自分の主観(笑)
お客様を喜ばすためではなく、自分が目いっぱい楽しむ時間にしていきたい、そう思います。


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