マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

仕事と家事と整理整頓は比例するのか?という話

2020-11-09 | 仕事・労働
ふと、20年前くらいに働いていた職場で友達と話していた内容を思い出したので、メモのつもりで本日は綴ります(笑)

そこは女性が多い職場でした
当時、私が勤めていた職場には女性の人数がとにかく多く、非正規雇用は全て女性で、男性は全員正規雇用、正規雇用の女性がその半分くらい、というような職場でした。
当然、人数の割合から出世するのは男性の方が早いし多いのですが、逆に女性が少ないために女性でも結構重要なポストに就くことも多かったです。

そんな女性が大半の職場で、よく話題に上がるのが正規雇用の女性陣についてのジャッジ(苦笑)
まあ、要するにウワサ話ですよね(笑)
あの人は男性社員に媚びているだとか、この人は仕事する能力はすごく高いけど男性に好かれないから未だに独身だとか、まあ、どうでもいい情報がいつも飛び交っていましたね。

そういった、どうでもいい情報の中にも少々興味深いパターンがあるね、と友達と話をしていました。
それが、仕事の能力と家事の能力と整理整頓(掃除力とか片付け力ですね)の相関性です。
まあ、相関性といっても、私たちが勝手に感じた印象と結論なので、どこにもデータが存在しませんし、論文などもないのですが(苦笑)
そこを意識すると、別の職場へ移った際に割と役に立ってしまった記憶があり、まんざら間違ってもいなかったような気が、今でもしています。

仕事の能力と家事の能力
能力と言っても、とびぬけた才能や特技があるということではなく、ごく普通の仕事スキルを持っていて、なおかつそのスキルを活かしながら仕事をしているかどうか、という意味ですね。
一見、目立たないのですが、気が付くとその社員がきちんと仕事をこなしてくれていたおかげで、関連業務に携わっている人が助かった、なんてことは結構あると思います。

逆に、できるはずなのにやらない人や、少し仕事の進め方に難ありな人もいたりしますよね。
そういうときは、周りの人が常にフォローするような感じになるので、多少の差はあるけれど業務が滞るとか、完了しても関わった人たちが疲労困憊してしまうとか、こちらも結構経験していましたね(苦笑)

ある日、友達と雑談しているときに、会議のお茶の用意とか、休憩時間のお茶入れの話になりました(当時はまだ、女性がお茶を入れる習慣があり、数年後に廃止されました)
とある非正規雇用の女性が、キッチンでお茶の片付けをしているときに、愚痴を言ったそうです。
なんで、私(や女性だけ)がお茶の用意をしたり、片付けをしたりしなきゃいけないのか、こんなことする暇があったら仕事をしたい、と。
この話だけを聞くと、たしかにそうだと思うし、私もお茶入れは苦手だったので(社員全員の好みを覚えるのが面倒に感じていました)、お茶入れ当番がなくならないかな、と思っていたので、まあまあ納得できそうでしたが、次の話を聞いて、ちょっと違うと思いました。

この女性、実は仕事を捌くのが結構遅くて、いつも残業をしていたそうなのです。
しかも、残業をするために、わざと日中の仕事を溜め込んだりもしているようでした(まあ、これについてははっきりとした証拠はありませんが)
その女性は既婚者で、子どもはいませんでしたが、仕事が忙しいので家事がおろそかになるという愚痴も、いつも言っていたそうです。

この話、なんとなく共働き夫婦の男性側が家事を全くやらないから、女性側に負担がかかっているという話に聞こえますよね?
でも、実際はこの女性のパートナーである男性社員は、職場でもお茶の用意を一緒にしてくれたり、女性に任された業務のフォローに回ってくれたりする、実はとても女性を気遣いできる男性でした。
そして、話を聞くと家での家事も分担しているけれど、自分がしようとすると「男性にそんなことさせたら、私ができない妻みたいに見えるから私がやる」と言われてしまう、と困った様子で話をしてくれたことがありました。

もちろん、家庭の中のことですから、どちらの言い分が正しいのかはわかりませんし、男性はしているつもりでも女性からしたら猫の手以下だと感じるパターンもありますので、鵜呑みにはできないです。
ただ、私と友達の意見は一致していて、おそらく男性側の言い分が正しいだろうと(苦笑)
何故なら、職場でその男性が会議のお茶の用意を手伝ってくれた際に、とても手際が良くて本当に助かったことがあり、逆に女性がお茶の用意をすると、結構手間取ってしまうことを目の当たりにしていたからです。

ここで、私と友達が出した結論は

 「仕事の捌き方と家事の捌き方は似ている、家事を捌けない人は仕事も捌けない」

でした。

それ、例外もあるでしょう?という意見も、もちろん受け入れますが、少なくともその当時働いていた職場で、仕事が捌けない女性やわざと残業をするような既婚女性を何気なく観察していると、ほぼ皆さん忙しくて家事ができないと愚痴っていました。
逆に、仕事をきちんと終わらせる既婚女性は、家事の愚痴はほとんど言いませんでした。
得意かどうか、パートナーも負担してくれているかどうか、という点は、皆さんバラバラな環境でしたが、仕事が充実している人は家事を苦に思っていないのかもしれないと、その当時は思いましたね。

20年ほど経った今も、基本的には仕事の捌き方と家事の捌き方は、1つのバロメーターになるだろうな、と思っています。
ただ、整理整頓ができる人が仕事もできるか、というと、それは少し違う結論になりました。

整理整頓と仕事
よく、職場のデスクが片付いていたら、仕事が捗るということを聞きます。
理由は、使いたい資料やモノがすぐに取り出せるので、時間的なロスや取り違えのミスが激減するからです。
しかし、私はデスクや引き出しの中がきれいに整理整頓されていても、仕事をてきぱきと熟す人物かどうかは、判別し辛いと思っています。

当時、ある女性が産休に入ったので、私がその女性の仕事を短期間だけ引き継ぐことになりました。
といっても、私はその女性と面識はなく、どんな人物か知らなかったのですが、男性社員の評判がとてつもなく高いということだけは感じていました。
その女性のデスクはとてもきちんと整理整頓されていて、引継資料もきちんとインデックスが付けられていたので、業務でわからないことがある際にも、すぐに確認でき、私が仕事を引き継ぐ分にはかなり助かりました。
その後、女性が復職して私は別部署へ移動したのですが、どうも私が男性職員から聞いていた評判と、実際のその女性に対する印象にギャップを感じることが多々ありました。

そのギャップの原因は、その後とあることがあって判明したのですが、その女性社員は男性社員にはいい顔をして、振られる仕事や移動先の希望が通りやすく行動しており、さらに女性社員に対しては仕事の依頼を受けても後回しにするという、なんだか漫画やドラマに出てきそうな、性格の悪い美人OLそのものでした(笑)
実際、見た目はきれいな女性でしたから、本当に漫画やドラマに出てくる意地悪美人OLだあ、とある種の感動すらしました(苦笑)
しかし、振り返ってみれば、私も割と簡単な依頼をしたにもかかわらず、何週間もリターンがなかったので直接その女性のところまで確認に行ったら、まだ未処理のボックスの一番下に入れられていました(笑)
私が直接行ったことで、ごまかしがきかないと思ったのか、すぐに処理はしてくれたのですが、当然心の中では「ほんの数秒でできる仕事を、何週間も先延ばしにしとったんかい」と突っ込みましたよ(笑)

その際に、思ったのが、いくら見た目がきれいでも、デスクや引き出しの中がきちんと整理整頓されていても、仕事をきちんと捌く人であるわけではない、ということでした。
もちろん、デスクが片付いていて、見た目もきれいで、仕事もてきぱき熟す人もたくさんいますが、汚いデスクで引き出しの中がごちゃごちゃしていても、仕事はきちんとしてくれる人は多いな、と今でも思います。
まあ、実際そういう人は他の職場にたくさんいましたからね。

それから、手書きの書類を非常に丁寧にきれいな字で書く人が、仕事もできる人だとは限らない、ということも、この時実感しましたね。
今思えば、とても面白い職場にいたのかもしれないのですが、その意地悪美人社員も字は非常にきれいでしたし、他の部署にいた字のきれいな非正規の女性社員も、仕事を私物化しているような人でした。
字がきれいな人に対して失礼だとは思うのですが、身近に2人もいたので、字のきれいさで人を判断するのはやめよう、とそのときに誓いましたね(笑)
ちなみに、この字がきれいだけど仕事を私物化していた2人は、家庭での家事の愚痴を言っていました(笑)
そのことは、後から気が付いたのですが、気付いた瞬間に笑ってしまったのを思い出しました。

仕事と家事と整理整頓
いろいろな人間模様を見せてくれた20年前の元職場には、人間観察能力を鍛えてもらったので、とても感謝しています(笑)
そして、その後派遣で様々な職場に行くたびに、この時の経験が役に立ちました。

今でも思うのは、家庭内での役割をきちんと熟せる人は、仕事でも同じようにできるけれど、整理整頓や片付けは、仕事の能力とは関連が薄いかもしれない、ということですね。
たまにいませんか?仕事は完璧に熟すし、上司からも部下からも信頼が厚いのに、家が汚部屋だという人(苦笑)
こういう方は、おそらくキャパオーバーになっているために、家の片付けや整理整頓を考える余力が極端に少なくなっていたり、適応障害があったりするのだと思うので、通常の片付けや整理整頓を押し付けず、その人に合ったやり方が身に付けば、実はきれいに片付けられるのだろうと思います。

そして、私は果たしてどうだろうか、と考えましたが、トータルで考えると家事も仕事も、時短と効率化を常に考える思考は共通していました(笑)
少しでも、手間暇を掛けないようにするために、これまで地味に業務のマイナーチェンジを繰り返していましたからね。
家事と同じです(笑)
ただ、仕事は手を抜いたらダメですから、それだけは丁寧にかつ効率的に時短を目指して取り組んでいましたよ(笑)
デスクの上と引き出しの中は、正直きれいでしたし、整理整頓もきちんとしていましたが、もしかしたら周りから「あいつは、デスクはきれいだけど仕事ができない」と思われていたかもしれませんけれど(苦笑)


本日は、更新が遅くなってしまいました。
ふと思い出したことを、思い出すままに書き出していたら、時間がかかってしまいました。
今回の内容は、あくまでも私が20年前に勤めていた職場で感じたことですので、絶対にそうだというわけでもありません。
ただ、割と当たっている部分はあると思うのは、今まで派遣でいろいろな職場を経験した裏付けもあります。
こうして思い出すと非常に面白いと同時に、もう20年前にいたあの職場には、絶対に戻りたくないな、とおもってしまいました(笑)
まあ、戻ることは絶対にないのですけれど、本当にバラエティに富んだ人たちに囲まれていたので、貴重な体験だったのかもしれないですね。


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