マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

自分の嗜好の原点に気付くとき

2021-10-05 | 日々の暮らし
私、毎日ほぼ欠かさず動画を視聴するのですが、登録しているチャンネルのジャンルは多岐にわたります。
歴史や考古学、エンタメ、学習(英語)、アニメ、一貫性がないと言えばないかもしれません。
中でも、つい見てしまいがちな動画が、料理を作って食べるところまでを流している動画です。
料理を作る際の参考にしたいというのはもちろん、最後に作った料理を美味しそうに食べている、あるいは外食や内食を美味しそうに食べながらレビューする動画は、かなり好きな部類です。

ふと、私っていつから人が食事をしている動画や映像が好きなのだろう?と思った瞬間に、あ、あれだ!と思いついたテレビ番組がありました。
それは......

『欽ちゃんのどこまでやるの!』という番組の中の1コーナー『推理ドラマ』です(笑)

このコーナー、ゲストの目の前に料理が5品用意してあり、そのゲストがその料理を食べる順番を推理して当てるクイズ形式のコーナーでした。
5品と言っても、主食のごはん(またはパン)と汁物(またはスープ)は必ず入っていて、おかずが3品という食事内容でしたが、食べるゲストの嗜好や普段の行動などを考えながら推理していくので、白飯や汁物にいつ箸をつけるのか、という部分はとても重要だった気がします。
それで、このコーナーの何が私を惹きつけたかと言うと、目の前にある食事と食べるゲストを交互に映しながら、結構有名な役者やタレントが、食事について語りながらもぐもぐと食べるシーンが楽しそうに見えたし、美味しそうに見えたし、何よりテレビの中で順番を当てる側のゲストと一緒に、自分(と家族)も次は何に箸をつけるだろうか、と考えるのがそれはそれは楽しかったのですよね。
おそらく、普段すましている役者やタレントが演技ではない食事をしているというのが、魅力的に映っていたような気がしますし、何より配膳された食事が美味しそうだったのですよ。

それまで、このように役者やタレントが演技もせずにただ食事をするだけの映像を放送する番組は、おそらくなかったですし、グルメ番組のようなジャンルの番組は、予め用意されたコメントだったり少し演技をしていたりと、ウソくさいと言っては失礼なのですが、本当に食べたい料理を自由に食べるというシーンはまずありませんでしたから、ただただ食事をするだけのコーナーが新鮮でしたし、斬新だったとも思います。
そのコーナーが最終回のときは(番組もたしか終了したのだったかな?)初めて「残念」という感情が湧きましたよね(笑)

私が、食事をする動画や料理を作って最後に試食する動画が好きなのは、この『欽ちゃんのどこまでやるの!』が原点だったと思います。
そして、今は『孤独のグルメ』を始めとする食事シーンをメインにしたドラマや、旅をするロケなどでご当地の名物をほおばって食べて紹介するようなコーナーは、時間があればつい見てしまいますし、動画サイトでもついついサムネイルにひきつけられて視聴してしまいますね(笑)

まあ、もともと食いしん坊なのでしょうけれど『欽ちゃんのどこまでやるの!』がこの世に誕生しなかったら、ここまで食事メインのドラマやバラエティを好きになっていなかったかもしれないと思うと、凄い影響力のある番組だったのですね。

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