元気な年寄り△

満62歳を以て月給取りをやめた年寄の日常記録 ダラダラ歩き、登山、車中泊旅等の記録が主

白馬三山登山 当日 10

2015-09-04 18:28:11 | 登山
 振り返って 猿倉(まで)ですか?と尋ねると ヘルメット着用の兄さんから、そうだよと返答あり 返答を聞きながら追尾者の顔を思い出した 先ほど小屋で出口を尋ねた彼だった 白と青のユニフォームのようなウェアに白のヘルメット どうやら遭対協のスタッフのようだ やばし 案の定 お小言が始まった 自分としては相変わらずハイスピードで歩いている背中から 「ガミガミ言いたくないけどさぁっ」て感じで始まった 一時間を超える時間を要してすんごい速度で追いかけてきたんだから相当な怒り具合なのだろう その執念めいた感じに少々恐怖を感じたが、

 ご注意頂いた要旨は以下の通り
◎ 日帰りはよいよ
◎ 登山は自己責任だし
◎ ただし、遭難すると捜索する方は    大変だ
◎ 捜索しない訳にはいかない
◎ ハッキリ言って遭難は迷惑以外の何   物でもない
◎ 昨日も遭難者が出た
◎ 15時に到着しない計画を立ててはい   けない

 つまり、15時以降に目的地に到着する計画の者は遭難するので迷惑だからそのような計画で登山してはならないということなのだろう 論理展開に少し無理があるようだ 
 そうは言っても捜索する側の立場も理解できる



白馬三山登山 当日 9

2015-09-04 18:26:42 | 登山
猿倉はあっちだよ 猿倉に行くのはいいけどさぁ 今からくだるの? と問われ そう、覚悟していきますわ と答えたのが相当インパクト強かったようだ 覚悟ってなぁ おい っ! て感じで兄さんの言葉が勢いづき出したところを振り切って小屋の敷地を離脱 どちらの方何だろう? 地元の方? 山岳系団体の方? 遭対協の方? などと考えながらも とっとこ進む 程なくまたも花畑

 撮影などしてる暇はなかったか 急がないと、、 ガイドブックによると小屋から猿倉までの所要時間は3時間40分 ここまでは順調だったが、これから疲労が顕在化してくると四時間を超えることも考えられる 更に遅れれば夜道を歩くことになる 実は夜間歩行を前提としてヘッドライトに加えてハンドライトと予備の電池も十分に持ってきた 食料も水も十分用意している 不安なのは先日まで残っていた両膝の痛みだ 両膝ともテーピングしたし、ストックも使うという対策はとっているものの 
 少し進むと雪渓が二度出現 一度はトラバースする 雪渓の入口、出口で踏み抜かない事を祈り無事通過 スパイクチェーン無しでいけた 二度目は入口の雪が薄くて踏み抜き確実 びびった (゜Д゜;) 周囲を見回すと なんだ 雪渓を回避する道が刻まれていた(*⌒▽⌒*) とにかく急がなくては、、 小屋から猿倉の道程を三分の一程の地点で体内より放水して軽量化(^0^;) ささ急がないと
 道程の半ばで後ろから迫る足音 正直 自分に落胆した 結構な速度で歩いていたんで誰かに追いつかれるとは思っていなかった_| ̄|○

 

白馬三山登山 当日 8

2015-09-04 18:16:34 | 登山
鑓温泉小屋までの道は花畑を突っ切る 例えばこんな感じ

 小屋が近づくと、本に書いてある通り 岩場のトラバース的な鎖場の多い道が続く 急がないと日が暮れるが落ちたりコケたりするとロスが大きいから慎重に進む 鎖場では昨夏農鳥岳から奈良田に下る時に転けて曲げてしまったストックが邪魔だ 折りたたみ機能はストックが曲がっていない事が前提の機能だからたためない 鎖を片手で持つか、ストックを先に放るしかない(*p´д`q)゜
 1420頃鑓温泉小屋着 豊富な水で喉を潤し猿倉を目指すべく、汗を拭っていた兄さんに小屋の敷地からの出口を尋ねたのがいけなかった 
 

白馬三山登山 当日 7

2015-09-04 18:10:02 | 登山
 食事を終えて杓子岳を目指す 

目前になるとガレた急登だ ひーはー
 1124頃ピークハントエビデンスを撮影 
同じ頃登頂した兄さんペアを撮影してあげる
 次の標的 白馬鑓ヶ岳を目指す

 1223頃登頂 エビデンス画像を取り忘れたようだ 頂上からの眺めを代わりに貼り付けておこう
 杓子岳方向を振り返って

 頂上には四名が寛いでいた 後から登ってきた先ほどの兄さんペアに乞われここでもシャッターを押して差し上げた
 ソロの若い女性と遠望している山々について会話していると この日の明け方 白馬岳頂上での素晴らしい眺望の話となり、「今夜はどちらにお泊まりですか?」と問われ、、 惚れてまうやろ! (*'▽'*) あかんあかん これから下山せなあかんの 未練タラタラで下山開始
 

白馬三山登山 当日 6

2015-09-04 12:12:33 | 登山
山荘まで下山しつつ体調を計る 膝の痛みは感じない 奥鬼怒での左太腿打撲の痛みも増してこない 疲労も感じない コースタイムを再度チェックして鑓温泉経由での日帰りに決めた ならばと昼食にする 
 いなり寿司を食べながら周囲を観ていると山荘の若いスタッフが二列横隊を作り、向かい合って対面する方と高く挙げた両手を合わせた その下をパックを担いだスタッフが通り登山道を下る どうやら契約期間終了のアルバイトの方の下山を見送る儀式のようだ ドラマチックだなぁ

遠望すると、頂上で見た状況は大きく変わっていない