だいたいうちの工房の子たちって、上手とか天才とか言われるよりも、変態と言われる方がうれしがるんですね。
こちらも変態さんです。
入会して半年の井口さんですが、毛を一本一本植毛したわんこをつくりきりました。
だけど、これだけじゃ終わりません。
お家で一緒に暮らしてるヨウムさんをつくりはじめましたよ。
ムクで成形して、内側をくり抜きね。
はいはい、正攻法です。
そして、両断した部分を再び接着。
ベースづくりが完了しました。
が、変態さんの仕事はいよいよここからはじまります。
ええ、植毛です。
羽根の目を考え、末端部方面からの植え込み。
トップに向かうに従い、羽根がだんだんと小さくなっていくようです。
細かくて、ついにピンセットが出動。
うはー・・・仕事が細密すぎて、ピントがきません。
いよいよ最終盤、お顔の処理。
顔が命ですので、今一度集中!
完成しました。
まるひと月がかり。
じゃじゃん!
どうですか、この出来栄え。
完全に伝統工芸展で賞を獲るやつのクオリティです。
まるで生き写し!(本物を見たことないけど)
お家に持って帰ったら、ヨウムさんも思わず声を掛けちゃうとこでしょう。
「オマエダレ?オマエダレ?」
また一ヶ月乾燥させまして、焼き上がりが楽しみです。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園