毎月25日は豆知識の日!(と、今決まりました)
みんな、ブラックホールの実相を知ってる?
そんなお話。
まず、星(恒星。地球は惑星だから違う)ってのは、中心部の核融合爆発で、常に膨張したがってるんだ。
だけどとてつもない質量による自重があるから、その重力で縮もうともしてる。
その逆ベクトルの力関係が50対50なんで、いつも安定して光ってるわけ。
だけど、核融合の燃料が切れて膨張が止まると(0)、収縮圧力が100になって、自重でつぶれる。
この重力崩壊で、星の中心に向けて猛烈な爆縮が起きて、巨大な質量が「点」にまで丸められてしまう。
これがブラックホールだよ。
この特異点(正確にはシュバルツシルト半径という広大な球状のエリア)からは、光も抜け出せない。
地上に向かってボールを落とすその自由落下のスピードで、逆に地上から上昇すれば、地球の重力圏から離れられるでしょ。
ブラックホールの重力による自由落下スピードは、計算上で光速を上回るため、要するに光のスピードを持ってしてもその重力圏を振り切ることはできないわけ。
だからこのホールは底抜けにブラックなんだ。
さて、相対性理論では、時空間という概念で、時間は三次元空間とつながってる。
シュバルツシルト半径(事象の地平ともいう)の内側では時空感がひん曲がってて、特異点に向けて落ち込む光速のために時間が引き延ばされ、空間が縮まる。
スピードってのは距離÷時間だから、どうしてもこうなっちゃうんだ。
現象的には、この危険半径をまたいだ瞬間から、落ち込む事象は永遠にストップして見えることになる。
そんなブラックホールがふたつ、お互いに向けて落ち込み合ってる、ってものすごい光景(この柏木くんのくるくる皿のような)をとらえたのが、晴れてノーベル賞を冠された重力波だよ。
質量が時空間をゆがめるのが重力の正体、と前回説明したけど、重力は宇宙空間全体をゆがめるんで(ゆがみは光速でかつ無限に伝わる)、その波がこの惑星上でも検出されたってわけだ。
むつかしかった?
来月もやっていい?
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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