またやってしまいました。いらないにもかかわらず、価格が安かったのと少し珍しい真空管が使用されていたので、このくらいの価値はあるんじゃないかな、と落札しませんように祈りながら入札したら、落札してしまいました。
届いたアンプがこれです。かなり古い自作アンプのようで、オークションでも部品取り用として出ていました。写真では小さく見えますが、横幅が60㎝ほど、高さが25㎝ほどもあるかなり大きなケースに入ったアンプです。
家に置いとくのも邪魔なので、早速部品取りをしました。まずは内部のご開帳です。
LUXのトランスに真空管は6R-A8のプッシュプルです。初段は松下の6267でNECの12AU7で位相反転を行っている回路です。
内部はどうなっているか確認ですが、予想通り古い部品ばかりでいいものは何もありませんでした。
ということで、取れる部品はトランスと真空管になります。
早速、部品を取りはずしました。
真空管は、こんな感じです。
6R-A8は2本がゲッターがやや薄く、管壁が焦げています。恐らくは、カップリングコンが絶縁不良を起こして、バイアスが狂ってしまい、プレート電流が沢山流れたのでしょう。この2本はエミッションが弱くなっている可能性があります。
古いオイルコンではよくあることです。とりあえず、結果はこんな感じでした。
それよりも、残ったケース類を処分するのが大変。奥様にまた怒られそうです。今後は捨てることも考えて落札せねば。