とうさんのつれつれ日記

日ごろの生活の中で気が付いたことを日記風に書き残します。

日本という国の品格

2006-05-14 11:15:45 | つれつれ日記
日本には古来素晴らしい自然と文化があり、日本人は他国人にはない、繊細で審美的な感受性を備えています。それに加えて、もののあわれなどの美しい情緒、武士道精神からくる慈愛、誠実、惻隠の情、名誉、卑怯を憎むなどの「形」を持っています。

秋の虫の音を聞いて、ものの哀れを感じられるのは、日本人だけです。欧米人はただ「うるさい」と言うでしょう。

物事に対してどう感じるかは、その人の、いままでに経験し歩んできたことの積み重ね、素養のようなものが大きく左右します。出発点をどう決めるかで、その人の行動が左右されます。

最近の日本は欧米化が進み、日本古来の、ものの哀れを感じる美しい情緒、慈愛、誠実、惻隠の情、卑怯を憎む形、こういったものが薄れてきています。

これらを取り戻して、日本に素晴らしい「国家としての品格」を取り戻しましょう。

(「国家の品格」(藤原正彦著)より)
コメント (8)
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