とうさんのつれつれ日記

日ごろの生活の中で気が付いたことを日記風に書き残します。

散りぎわ

2006-05-20 23:13:35 | つれつれ日記
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」(細川ガラシャ)

2003年10月23日、宮沢喜一は小泉首相の訪問を受けた。
比例選単独出馬は73歳未満とする定年制を、当時84歳だった宮沢さんにも適用しようとしたのだ。
説得しようとする小泉を遮り、宮沢は「後進のために身を引こう」と告げた。
一国の首相が、膝を折って頼んでいる。これは断れない・・・宮沢なりの美学だった。

同じ日、85歳だった元首相の中曽根さんにも勇退を迫る。
中曽根「総理、総裁をやった者に、突如として爆弾を投げつけるようなものだ!」
と言って激高したが、小泉は馬耳東風だった。

「暮れてなお、命の限り 蝉しぐれ」
出馬断念に際し詠んだ中曽根の句には、政治への執念がにじみ出ていた。

これは先日の新聞記事の抜粋です。

この場合、武士道精神にかなっているのはどちらでしょうか?

写真は「うつぎ」です。(花言葉は「謙虚」)
コメント (8)
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