護衛艦「さざなみ」も米艦防護の任務行う https://youtu.be/ul-6rxC9P50
トランプ氏の発言は1日の米ブルームバーグ通信とのインタビューで飛び出した。「これはニュースになるだろうね」と前置きしたうえで「環境が適切なら彼と会ってもいいだろう」と述べた。1月の就任後に米朝首脳会談に前向きな発言をしたのは初めて
ティラーソン米国務長官は3日、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮について「(南北朝鮮を分けている)北緯38度線の北側に行く理由を探しているわけではない」と表明した。北朝鮮に攻め入る意図はないと明確にすることで、金正恩(キム・ジョンウン)政権に核放棄に向けた譲歩を重ねて促した
朝鮮の行動次第では「米国は追加制裁の用意がある」と明言。圧力強化を続ける考えも改めて示し、核実験や弾道ミサイル発射をけん制した。国連加盟国に対しては、国連安全保障理事会の制裁決議の履行が必要とも力説。適切に対応しなければ「第三国を通じて制裁をするだろう」とも語った。経済面での後ろ盾である中国を念頭に、北朝鮮への圧力を強めるよう念押しした
北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、核開発の中止を求める中国に対し、「朝中関係の赤い線(レッドライン)を中国が越えている」と強く非難する論評を配信した。後ろ盾としてきた中国を北朝鮮が名指しで批判するのは極めて異例。トランプ米政権と歩調を合わせ、習近平政権が対北制裁を強めるのを牽制した形だ
中朝間のレッドライン(越えてはならない一線)を尊厳と主権を侵害しないことだと明示した上で、「核は尊厳と力の絶対的象徴であり、赤い線を越えているのはわれわれではない」と主張
緊迫した北朝鮮情勢が続く中、日米同盟の絆を誇示するように、4月23~29日に海上自衛隊の護衛艦と米海軍の原子力空母カール・ビンソンによる共同訓練が太平洋上などで実施された。参加した護衛艦「あしがら」はイージスシステムを搭載した護衛艦の中で最も新しく、「艦隊防衛の要」とされる。近い将来、弾道ミサイル防衛を可能とする改修も予定され、国土を守る“最強の盾”として一層の役割が期待される
あしがらは「あたご型」護衛艦の2番艦として平成20年3月に就役した。日本が保有するイージス艦は「こんごう型」4隻と、あたご型2隻で、このうち弾道ミサイルを迎え撃つ海上配備型迎撃ミサイル「SM3」を搭載しているのはこんごう型4隻にとどまる。ただ、あたご型もSM3の搭載に向けた改修の実施が決まっている
複数の目標を同時に把握しながら迎撃するため、艦隊の周囲を半径数百キロにわたって覆う強力なレーダーと、高い解析能力を持つコンピューターを連動させて状況を瞬時に把握。100個以上のミサイルや航空機を追尾しながら、同時に10以上の標的を迎撃できる
こんごう型イージス艦4隻が改修され、SM3を搭載。持ち回りで日本海に展開し、米国の早期警戒衛星が弾道ミサイルの発射を探知すると自らのレーダーで捕捉・追尾し、日本の国土に到達しそうな場合はSM3を発射して大気圏外で撃ち落とす。この役割拡大により、イージス艦は「艦隊防衛の要」に加え、「国土防衛の要」とも位置付けられる
北朝鮮の弾道ミサイルから日本全土を守るためにはイージス艦3隻の同時展開が必要とされる。修理や訓練などで1隻は前線から下げなければならず、現在の4隻態勢による運用はギリギリだ。あしがらなど2隻が加わって6隻態勢となれば「運用はかなり楽になる」(海自関係者)といい、早期の改修実施が望まれる
産経新聞