東京都は11日、築地市場で実施している土壌ガスの汚染調査で、有害物質のベンゼンが検出されたと発表した。都は同日、豊洲新市場への移転問題で業界団体からヒアリングを行った。業界団体で構成する「築地市場協会」の伊藤裕康会長は「各業者はすでに豊洲に投資しており、豊洲に行く選択肢しかない」と報道陣に語った。小池百合子都知事はいつまで待たせるのか
高浜3、4号機は2015年に新規制基準に基づく安全審査に合格し、16年1月に3号機、2月に4号機がそれぞれ再稼働した。しかし同年3月の大津地裁による運転差し止めの仮処分決定で、3、4号機とも稼働できない状態が続いていた。今年3月、大阪高裁が仮処分を取り消し、運転再開が可能になった
高浜4号機は使用済み核燃料を再加工した「ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料」を使うプルサーマル発電になる。昨年2月に再稼働させたが、3日後に発電時のトラブルで停止した。メーカーと協力会社を加えた約130人がチームを組み、エリアを決めて集中的に現場パトロールをするなどトラブルの防止に取り組む
関西電力は17日、高浜原発4号機(福井県、出力87万キロワット)を再稼働した。全国で稼働する原発は九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)と合わせ4基になる。関電の原発が稼働するのは約1年2カ月ぶり。関電は3号機の再稼働も経て、夏にも電気料金を値下げする
安全保障関連法に基づき初めて米軍艦艇を防護した海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」がシンガポールに寄港し、海上防衛がテーマの国際博覧会で16日、公開された。いずもの海外への寄港は初めて
いずもは全長約250メートル、14機のヘリコプターを搭載できる海自最大の艦艇。今月1日に神奈川県の横須賀基地を出港して米海軍の補給艦と合流、3日にかけて護衛艦「さざなみ」とともに補給艦を防護した後、12日にシンガポールに到着した
米国のウッド軍縮大使は16日、電話記者会見し、弾道ミサイル発射など挑発行為を繰り返す北朝鮮への対応について、重要なのは「今後、(中国を巻き込みながら)北朝鮮を国際社会でどれだけ孤立させられるかだ」と述べた
北朝鮮について「非常に危険な道を進んでおり、この数週間で懸念が高まっている」と指摘。国際社会は北朝鮮包囲網を築く必要があるとしたが、鍵となるのは中国の出方だとし「中国が北朝鮮問題で全ての影響力を発揮してくれることを望む」