自民党は6日の総務会で、松川るい副幹事長に国防部会長代理を兼務させる人事を了承した。松川氏はフランス研修中の写真が観光旅行のようだと批判を浴び、8月に党女性局長を辞任した経緯がある。自民はアイヌ民族に関する投稿が「人権侵犯」と認定された杉田水脈衆院議員も環境部会長代理に起用している。
総務会では、浜田靖一前防衛相を選対委員長代行、永岡桂子前文部科学相らを選対委員長代理に決定。野党系無所属から自民に入党し、4日に次期衆院選徳島1区の支部長に決まった仁木博文衆院議員を国会対策委員に就けた。
産経新聞
当時16歳で高校2年の女子生徒を風俗店で働かせたなどとして、警視庁少年育成課は、児童福祉法違反と風営法違反の疑いで、東京都豊島区東池袋の風俗店「age8(アゲハ)」経営、杉山史泰容疑者(37)=葛飾区新小岩=と、従業員の成田裕紀容疑者(39)=豊島区西池袋=ら男4人を逮捕した。
逮捕容疑は、令和4年8月5日、女子生徒の年齢確認を十分にしないまま風俗店で働かせ、みだらな行為をさせたとしている。
少年育成課によると、成田容疑者が4年5月に女子生徒を面接。本来は身分証の現物を確認しなければならないが、「19歳」と説明した女子生徒が提示した、生年月日を改竄した保険証の写真を見ただけだったという。
産経新聞
ガラス容器製造会社「日本山村硝子」(兵庫県尼崎市)のガラス瓶製造技術に関する営業秘密を持ち出したなどとして、兵庫県警生活経済課などは5日、不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで元社員、小鷹瑞貴容疑者(57)=同県芦屋市涼風町=と、妻で別会社の代表取締役、青佳(せいか)容疑者(51)=同=を逮捕した。いずれも容疑を否認している。
逮捕容疑は共謀し、平成28年6月28日午後7時5分ごろ、中国などから日本山村硝子のシステムにアクセスし、同社の営業秘密である軽量瓶の成形技術に関するプログラムを、瑞貴容疑者の私用メールアドレスに送信するなどしたとしている。
青佳容疑者が代表取締役を務めるガラス製造技術コンサルティング会社(兵庫県芦屋市)が不正に持ち出した情報を中国の別のガラス容器製造会社に提供し、平成28年から令和3年までの間にライセンス契約費として日本円で計約1億9千万円を得ていたとみられる。県警は、ほかの共謀者や秘密情報の提供先の有無などを調べる。
県警や同社のホームページによると、同社は国内のガラス瓶生産の業界シェアトップとされる。瑞貴容疑者は、平成15年に同社に入社。25年5月~29年7月まで海外チームに所属し、中国で技術支援契約に関する営業、通訳などの業務に従事していた。同社への情報提供や社内調査により、営業秘密を持ち出したことが発覚し、昨年11月に同社を懲戒解雇されていた。
県警によると、今回のケースの公訴時効は7年だが、両容疑者には時効が停止する海外滞在期間があり、逮捕に踏み切った。