福島県立須賀川創英館高校に通っていた3年の女子生徒(当時17歳)が2022年4月に自殺した問題で、生徒の両親が4日、郡山市内で記者会見した。県教育委員会が設置した第三者委員会が8日に報告書をまとめるのを前に、「なぜ娘が追い込まれたのか、真実を知りたい」と涙ながらに訴えた。
生徒は、新学期開始間もない22年4月15日に亡くなった。両親は直後、県が開設している相談窓口に、生徒が「クラスにいづらい」などと送ったメールの書き込みを見つけたという。
0歳時に腸の一部を切除する手術をした際の家族の苦労話を知り、小学生で「看護師になる」夢を描いていた。中学の弁論大会では、生命の大切さを語り、高校ではスポーツ部活動のマネジャーとして青春を満喫していた。
しかし、2年の2学期のころから部活には出る半面、学校は休みがちになり、亡くなった日も欠席したという。両親によると、当時の校長は3日後の全校集会で「この生徒は天寿を全うした」などと発言したといい、「17年しか生きていないのに『天寿』って?」と言葉を失った。
県教委の第三者委は、女子生徒の自殺から約5カ月半後に両親が要望した末にようやく設置された。「娘は何に悩んでいたのか。学校は真摯(しんし)に対応してくれたのか」。第三者委には誠意ある報告を求めている。【根本太一】 毎日新聞
佐賀県警佐賀南署は5日、勤務先の銀行の金庫室から1千万円を盗んだとして、窃盗の疑いで佐賀市本庄町袋の社員、轟木(とどろき)政宏容疑者(55)を逮捕した。出納の担当をしており「間違いありません」と容疑を認めている。
逮捕容疑は4日午前10時35~40分ごろ、佐賀市内の銀行で1千万円を盗んだとしている。
署によると、定時確認をしていた社員が、現金がなくなっていることに気付いた。捜したが見つからず、4日夜、銀行が署に通報した。
産経新聞