産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」は、岸田文雄内閣の支持率が急激に下がる中、今後、わが国初の女性首相が誕生するとしたらだれが一番ふさわしいかを調査した。その結果、高市早苗経済安全保障担当相が42.7%でトップだった。上川陽子外相が16.2%、立憲民主党の蓮舫参院議員が3.8%と続いた。高市氏は自民支持層で過半数を占め、公明、日本維新の会、国民民主支持層などでもトップだった。
同社のウェブ上のアンケートモニターサイト「くらするーむ政治部!」の登録者を対象に12月15日午後~12月18日午前まで実施、全国の1693人(男性1174人、女性519人)から回答があった。
高市氏を選んだ人の理由は「政策に期待が持てるから」(71.1%)、「保守系の人物だから」(47.7%)、「今の政治を大きく変えられそうだから」(32.9%)の順で、上川氏を選んだ人の理由は「リーダーシップがあるから」(42.3%)、「大臣などの役職を経験しているから」(39.8%)、「政策に期待が持てるから」(35.8%)だった。
政党支持層別では、高市氏が自民(52%)、公明(50%)、日本維新の会(45.1%)、国民民主(67.3%),参政党(66.7%)で1位だった。他の政党支持層のトップは、立憲民主が上川氏で24%、共産が辻元清美参院議員で14.3%だった。回答者全体では、「この中にはいない」が17.7%、「女性首相には期待していない」も10.7%いた。
男女別では男性が高市氏(49.9%)、上川氏(18.1)、小渕優子自民党選対委員長(2.5%)、女性は高市氏(26.4%)、上川氏(11.8%)、蓮舫氏(6.9%)で、全体の傾向と大きく変わらなかった。
産経新聞