同僚の飲み物にトリカブトの毒成分を混ぜて飲ませたとして、警視庁荏原署は傷害容疑で、静岡県沼津市の元診療放射線技師、長浜拓夢被告(27)=傷害罪で公判中=を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。調べに対し「弁護士と相談してから話す」と認否を留保している。
逮捕容疑は令和2年10月19日、当時勤務していた都内の病院で、同僚の20代の女性が飲んでいた紙コップのお茶にトリカブトの毒成分である「アコニチン」を混ぜ、急性アコニチン中毒で嘔吐(おうと)や痙攣(けいれん)などの症状を引き起こさせたとしている。
長浜容疑者は別の病院でも、同僚だった女性職員のペットボトル飲料に毒成分を溶かした液体を混ぜて飲ませた傷害罪で今年8月に逮捕され、現在公判中。毒成分はインターネットを通じて購入したとみられる。
産経新聞