中国で子供を中心に肺炎など呼吸器感染症が増えている。肺炎流行の原因を巡っては、インフルエンザやマイコプラズマ肺炎、新型コロナなど複数の病原体が同時流行しているほか、新型コロナウイルスを押さえ込む厳格な「ゼロコロナ」政策で感染対策が徹底され、人々の免疫力が低下したことが一因とされる。 海外の感染症に詳しい東京医科大の濱田篤郎特任教授(渡航医学)は、中国が世界保健機関(WHO)に報告した内容などをもとに、「マイコプラズマ肺炎が夏ごろから流行し始めたが、現在はインフルエンザを中心に新型コロナや風邪のウイルスも増えている状況」と指摘。「新たな病原体は検出されていないとしており、マイコプラズマ肺炎などは重症化するものではなく、今の段階で大きな公衆衛生上の問題ではないと考えられる」と分析した。 懸念材料として、「新たに新型コロナの変異株が欧米や欧州の一部で拡大しており、中国でどれほど拡大しているのかわからない。新型コロナの肺炎患者が増えているのであれば、今後さらに流行する可能性がある」と指摘。「中国政府として、詳細を発表してほしい」と語った。 マイコプラズマ肺炎については、「日本では新型コロナ以降、3年以上流行しておらず、多くの人が免疫がないため注意する必要がある。中国に限らず欧州でも流行しており、日本国内に持ち込まれた場合、大きな流行になる可能性は十分にある」と強調した。 一方で、マイコプラズマ肺炎は抗生物質が有効といい、濱田氏は「中国のマイコプラズマ肺炎では抗生物質に耐性がある菌もみられるが、死亡に至るケースは非常に少ない。行動制限などの必要はない」との見方を示した。「国内への流入を前提にマスクや手洗いなど、各自で予防対策を十分にとり、風邪の症状があれば早めに医療機関で検査してほしい」と話した。(王美慧) 産経新聞
12月6日(水) 訪問者数 204 閲覧数 642 5146位/3175695ブログ
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