先週、アメリカ南部に上陸した大型ハリケーンによる被害が拡大し、6つの州でこれまでにあわせて102人が死亡しました。
先週、フロリダ州に上陸した大型のハリケーン「ヘリーン」はその後、熱帯低気圧に変わりましたが、各地で洪水などの被害が広がっています。
CNNによりますと、これまでにノースカロライナ州で36人が亡くなるなど、6つの州であわせて少なくとも102人が死亡。通信が遮断され、孤立している地域があると見られていて、犠牲者の数はさらに増えるおそれがあります。
特に、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州では数百の道路の通行が不可能となり、必要な物資の搬入ができなくなっているほか、200万世帯以上が停電しているということです。
アメリカ本土を過去50年の間に襲ったハリケーンによる被害者の数では、2005年に1800人以上の死者を出した「カトリーナ」、2022年の「イアン」に次ぐ3番目の災害となっています。
こうしたなか、バイデン大統領は9月30日、ハリケーン「ヘリーン」の被災地を近く訪問する方針を明らかにしました。ただ、現時点では自らが訪れると地元当局に警備の負担がかかることなどから「迷惑がかかる」として、10月2日か3日に訪問する考えをノースカロライナ州の知事に伝えたとしています。
TBS NEWS
海上自衛隊の護衛艦が25日、自衛隊が発足して以来、初めて台湾海峡を通過した。中国に対する牽制措置とみられる。
26日、NHKは関係者のコメントを引用し、海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が25日、中国大陸と台湾の間の台湾海峡を通過したことを明らかにした。
南シナ海では多国間訓練が予定されているため、同日「さざなみ」の航行に合わせてオーストラリア・ニュージーランドの海軍艦艇も順次台湾海峡を通過した。
読売新聞は自衛隊発足以来初めて海上自衛隊の護衛艦が台湾海峡を通過したと報じ、「中国が先月日本領空を侵入するなど軍事的な威圧を強化したことに対する対抗措置」と説明した。
中国軍は8月から日本列島の周辺で軍事活動を活発に展開している。先月26日、中国軍Y9情報収集機1機が長崎県五島市の男女群島沖の日本領空を一時侵入し、今月18日には中国軍の空母「遼寧」が与那国島と西表島の間の接続水域を通過した。
読売新聞は、岸田首相が「このまま何も対応を取らなければ、中国軍の行動がさらにエスカレートする可能性がある」とみて、海上自衛隊派遣に踏み切ったと指摘した。
台湾海峡は中国大陸と台湾の間にある海峡で、最も狭い部分の幅は約130キロ・メートルである。一般に国の主権が及ぶと国際的に認められる水域は沿岸から12カイリ(約22キロ・メートル)の領海であるため、アメリカなどは、台湾海峡がどの国にも属さない「国際水域」であるとの立場をとっている。
ただし、中国は台湾海峡を国際水域と呼ぶことに反対している。日本の歴代政権はこれまで中国側の反発を考慮し、海上自衛隊艦艇による台湾海峡の通過を控えてきたが、中国軍の軍事活動に対する反発を受けて、初めて通過に踏み切った。
一方、アメリカやカナダなどは航行の自由をアピールするため、各国軍艦で台湾海峡を定期的に通過している。ドイツ軍艦も今月13日、22年ぶりに台湾海峡を通過したことがある。中国は各国軍艦の通過があるたびに大きく反発している。
etnews
兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂氏が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党新総裁に選出された石破茂氏が衆院選投開票を10月27日に定め、想定外の早さで衆院を解散する流れになったと報じられたことを受け、「総裁になった瞬間に〝嘘つき政治家〟に変貌」などと厳しい言葉で痛烈に批判した。
泉氏も出演した29日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」で「党内の解散を急ぐ流れに石破氏が応じている」との見方が紹介された。総裁選では「与野党論戦が必要だ」と訴えていた石破氏について、司会の宮根誠司が「石破さんの意に反して10月27日に総選挙をやらざるを得なくなった」と伝え、泉氏も「完全に党内にやられちゃってますよね。こんな急に解散というのは、これまで言ってきたことを、手のひら返しですからね」とコメントしていた。
泉氏は自身のコメントも含めた同番組でのやりとりを報じたネットニュースを添付し、「一定の期待をしていただけに残念でならない。政策論争をして争点を明確化してから有権者の判断を仰ぐと訴えていたにもかかわらず、いきなりの〝手のひら返し〟とは情けない。総裁になった瞬間に〝嘘つき政治家〟に変貌するとは、結局は〝政治屋〟だったということなんだろうか…」と見解をつづった。
泉氏の投稿に対し、フォロワーからは「自民党ですからね」「こうなることは百も承知」「総裁なんて看板でしかない」「だから結局誰がなっても一緒って言われるんやと思いますよ」「党内基盤が弱い内閣の宿命です」といった声が続いた。
よろず~ニュース編集部
東京都教育委員会は30日、教え子だった女子高校生と性行為をしたとして、特別支援学校の男性教諭(38)を懲戒免職にした。 都教委によると、教諭は8月5日に都内のホテルで生徒と性行為をした。交流サイト(SNS)で連絡を取っていたという。生徒の母親が学校に情報提供して発覚した。
溶接のトラブル以上に人手問題が深刻?
アメリカ海軍調査研究所の公式ニュースサイト「USNIニュース」は2024年9月26日、ニューポート・ニュース造船所で行われた現役の海軍潜水艦や空母の部品の溶接に欠陥があった可能性があると、司法省に通報したと報じました。
報告書によると、建造中および就役中のバージニア級やコロンビア級などの原子力潜水艦と、ジェラルド・R・フォード級航空母艦の溶接が、正式な方法で行われていなかったそうです。原因は、作業員が特定の溶接の継手で、適切な手順に意図的に従わずに作業を進めたためであると報じられています。
ただ、欠陥の可能性がある箇所の溶接は、艦の強度や任務に関わる重要な部分ではなく、比較的影響が少ない箇所の部品ではあるようです。
このようなトラブルが発生した背景として、新型コロナウイルスのパンデミックによる建造スケジュールの変更や、熟練した溶接工の不足であることが指摘されています。
アメリカの造船業はコロナ禍以前から、熟練工の引退と若者の不足による人手不足に悩んでおり、これが新造艦の建造の遅れなど、目に見えた影響として出ています。
この人手不足は、世界に艦艇を派遣しているアメリカ海軍の安全保障戦略に直接影響するということで、2024年4月にはカルロス・デル・トロ海軍長官が「大きな問題は、この国における労働者の不足である」と発言し、政治的な分裂を乗り越え、就労ビザの取得を緩和し、「アメリカへの合法的な移民の受け入れ数を増やすべき」と訴えたこともあります。
乗りものニュース