行く秋や 手をひろげたる 栗のいが・・・・芭蕉
イガのなかで発育する栗は、魅力ある秋の味覚として、
松茸や柿などと共に逸することはできない。
秋の終わりごろ、山の片隅で柿と栗が囁いていた・・・
栗殿は、幸せ者だ・・・幾重へにも着物を着てござる・・・
俺ほど情けない身はござらぬ・・一重物一枚で寒くなると・・
赤い顔でりきんでますと…柿が愚痴った・・・・
栗も気の毒さに一言・・・
一重でも着ているのは、ありがたいことだ・・・この松茸を見な・・・
この年になれど、いまだフンドシさえも占めていないではないか❔
秋空の爽やかな自然の中の一コマ談義です。
花名・・彼岸花