安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

無駄な仕事とは

2022-04-09 11:24:14 | 政治
イギリスのフィナンシャルタイムズの記事によると、ソフトバンクビジョンファンド(以下SBVF)の投資先であるグリーンシルが経営破綻し
その破綻の損失を補填するためにかけられていた保険金の支払いをめぐって、東京海上系列の会社との間で訴訟トラブルになっているようです
以前、SBVFについては、日本経済にとって無駄な仕事の代表格がこうした「ハゲタカファンドだ」ということで、記事を書いたことがあります
ウクライナ情勢について、と「減量」の経済学について、二つの話題


グリーンシル・キャピタルという会社はイギリスの会社で、主に様々な会社の売り掛け債権を売買する金融サービス会社です
売り掛け債権の売買というのは、日本ではなじみがないかもしれませんが、分かりやすく言うと
A社からB社へ商品を販売すると、A社は代金を請求する権利が生じます
この権利を債権と言い、この債権を第三者に販売することを「債権売買」と言います
これを上手に仲介するのがグリーンシル・キャピタルのビジネスだったわけです

債権の売り方にはいろいろあるのかもしれませんが、一般的にはいくつかの債権を組み合わせて証券化するという手口が一般的で
一つの会社の債権だけでは、もしかすると倒産して支払ってもらえないかもしれないので
リスクを回避するために複数の会社からグリーンシルが買い取ってきた複数の債権を組み合わせて、内容が分からないようにして売り出すわけです
これを証券化と言い、証券を商品として扱うわけです
当然買うのは銀行などの金融機関や個人投資家などで、ある程度リスクを見越して、高い配当金が設定された商品もあるわけです

トラブルになっているのは、この債権にかけられた保険契約だったようで、「債権の支払いが滞った時、損失が保険で補填される」
というのが、グリーンシル・キャピタルの売りだったようです
このグリーンシルの上得意様がソフトバンクグループのメインバンクの一つでもあったクレディスイス銀行で
今はグリーンシルとクレディスイス、共同で東京海上の子会社ボンド&クレジット社(以下BCC)を相手に訴訟を起こしているようです
BCC社は、グリーンシルからの説明に不正があった、つまり嘘があったと申立てしており、この訴訟は5年はかかると言われています



ここまでが概略説明なんですが。。。。この構図、リーマンショックのときの「サブプライムローン」とまったく同じなんですよ
金融工学だか何だか知りませんが、支払ってもらえるかどうかわからない売掛金をたくさん集めて、細かく分解して組み合わせて
高配当を餌にして他人に売っぱらってる。。。ただそれだけの話なんですよね
リスクは全部保険会社にかぶせて自分たちは損をしない。。。こんなバカなビジネスが成り立たないことは分かりそうなものですが
なんども騙される人がいるんですよね
他人を騙してでも自分たちは損をしないところで売り抜ける、まさにハイエナやハゲタカファンドそのものです

SBVFは他にもアメリカの大手ゼネコン、カテラ建設の破綻やウィーワーク、ホテル企業オヨ、フードデリバリー企業ドアダッシュなど
大きな赤字を出す企業が続出しています
SBVFの投資術というのは、基本的に「見せ金商売」だと言えます
巨額の投資を行い、派手に演出して相手の興味を誘い、実態よりも見栄えを大きくして、巨額の投資を誘い込む
実際の事業規模や市場規模よりも投資額が過剰になり、利益を出せないまま赤字が膨らむ。。このパターンなのではないでしょうか?

逆にソフトバンクの方はというと、投資家の資金流入によって株式含み益が大きくなり、自社資産を大きく見せることができる
というわけです
こんな仕事、はっきり言って日本経済の発展には何の役にも立ちません
はっきり言わせてもらえば、単なるマネーゲームであり、銭を儲けた損した、だけの世界でしかありません
多くの投資家が損をする一方で、巨額の資金を動かした側はその責任を取らない
こういうハゲタカビジネスは無駄である、これを今日の結論としたいと思います
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ブチャの映像、なんでそう疑わずに信じられるかね

2022-04-09 02:34:52 | 政治
ブチャでたくさんのウクライナ人がロシア軍に虐殺されたと報道があって
「それ見たことか」と、嫌露派の皆さんが頑張っておられますが。。まあ、レッテル貼る気はないのでその言い方は今後ひかえます
私も親露派の左翼だとレッテル貼りされたくないんでね

しかしロシア嫌いの皆さんは、本当にやる気満々ですね、外交官を追放するのが遅いとか、粛々とやれ、とか、勇ましいことです
外交官の追放というのは基本的に戦争の一歩手前なんですけどね、良いんでしょうか?
私は日本政府の軽挙だと思いますけどね

本当に核兵器を持った国に挟まれて、アメリカが本気で守ってくれると思っているのでしょうか?
それとも、戦術核を数発落とされても、それでも「一億総玉砕」とでもやるんでしょうか?

ところで、ウクライナのブチャで撮られたロシアの戦争犯罪写真についてですが
はっきり言って、証拠としては全然使えないものだと思います
証拠としての意味はほとんどありません

件の衛星写真は、Maxar Technologies Inc.というコロラドの企業からニューヨークタイムズに提供されたものだそうですが
NYTは写真の日付を3月19日のものだと主張してます
しかし、3月19日に撮られてから公表されたのが4月4日、このタイムラグは何なのでしょうか?
ウクライナ軍にはアメリカの軍事衛星からロシア軍の動きが逐一報告されているぐらいですから
当然、この場所もロシア軍を監視していたはず、なのになぜ3月20日とか21日とか、現行犯のタイミングで出さなかったのか?
上手くいけばロシアの戦争犯罪を完全に証明できたんですけどね
ホワイトハウスでさえ「証拠として確認できていない」ですからね

こんな写真を持ってきて、「戦争犯罪の動かぬ証拠だ!」なんて騒ぐのは、どうなんでしょうね
そもそも、多くの死体には「ロシアを支持する」という意味のある「白い腕章」がつけられているそうです
ロシア兵が親ロシアの住民を選りすぐって殺しますかね?まあおかしいと誰でも思いますよね
しかも、ウクライナ側が「ロシアの戦争犯罪」として出してきたたくさんの死体袋の動画では、死体が動いてますしね(笑)

まあ、死体が3月19日に殺されたものだとしても、その後、ツイッターなどで上がっているウクライナ側の動画を見ると
ウクライナが統治を回復した4月1日以降のどの動画にも、死体のことについての話したり指摘したりする動画が存在しない
というのはどういうことなんでしょうね?普通、死体が放置されて10日以上たてば腐敗臭も凄いでしょうし、死体の痛みも半端ないはず

ウクライナは気温が低いので死体が傷みにくい、ということを言う人もいますが、3月20日ごろから31日くらいまでは
比較的気温が高かったことは、私も資料を見て確認しています。。。なのに誰も傷んだ死体に気が付かない、話題にもなってないのに
突然ニューヨークタイムズが衛星写真を出して騒ぐとか、不自然極まりないですね

こういう、「これが証拠だ」、みたいなものを見せられてすぐに信じちゃうのは、やはり心のどこかに先入観があるからでは?
と思ってしまします

ブチャで転がっている沢山の死体のそばには、ロシア軍が食糧支援で配った食料箱のパッケージがいくつも落ちているんですよね
ロシア軍はわざわざ住民に食糧援助を施してから虐殺したんでしょうかね?疑問です
しかも、10日間以上放置されていれば雨も降ったはずなのに、写真を見る限り箱はまったく傷んでいません
不自然ですよね?まるで1日、2日前ぐらいに殺されたばかりのようにも見えます
4月1日には、ウクライナ警察隊が入っていたはずですよね?どうしたんでしょうか?

ロシアの犯罪を立証したいのは分かりますが、これで証拠だといえるかどうか?目が曇ってますよ
私はこれ、ウクライナ警察隊かウクライナ軍の戦争犯罪だと思っています
まあ、真実はもう闇の中かもしれませんが。。。
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