ロシアは世界的な金融決済システムSWIFTから事実上締め出され、資産凍結と決済停止の状態に追い込まれています
しかしながら、ロシア側もただ手をこまねいていただけではありません
ロシアは8年前、つまりロシアのクリミア併合に端を発し、ロシアに制裁が科せられた2014年から
SWIFTに代わる独自の金融送金システムを開発していました
そして今回、その金融システムに”誰がつながっているか?”を公開しないように、顧客リストを非公開にしました
これにより、「誰がロシアとの取引をしているか」が不透明になり
多くの国や銀行、会社などが、ロシアの通貨決済システムに接続しやすくなった、と言えます
例えば、天然ガス輸入に困っているドイツが、内密にロシアの金融システムに接続して取引していてもおかしくないわけです
また、情報によるとロシアと同じく制裁を受けているイランでも、同様に独自の金融決済システムを開発、稼働中であり
これからは、ドル一極支配ではなく、ロシアやイランのような資源を持つ国が、独自の通貨決済システムを利用して取引を行う
いわば、「個別通貨による決済体制」が加速していく可能性があります
これはすべて、アメリカの影響力と反比例する動きとなるでしょう。。。アメリカの影響力が落ちれば、個別通貨決済も増えるという事です
今日はその関連のニュースをRTの記事から翻訳します
Russia to keep identity of payment system members secret
ロシアは金融システム(SPSF)のメンバー情報を秘密にしています
(ロシア)中央銀行がSPFS金融システムを使用中の企業名を公開することはもうないでしょう
ロシア中央銀行(CBR)は火曜日、SWIFTに代わるロシアの金融情報転送システム(SPFS)の参加者名の情報開示を停止すると発表しました。最近まで、顧客リストは当局のウェブサイトに掲載されていました。
「現在の状況を見て、システムに接続している企業のリストをウェブサイト上で公開しないことにした」とロシア中央銀行の広報員は述べ、「システムのユーザーは引き続きリストを見ることができます」と付け加えました。
一部のロシアの銀行は、最近、SWIFTから切り離されることになり、国際市場へのアクセスを事実上拒否されました。この禁止措置は、ウクライナへの軍事作戦をめぐるロシアを標的とした直近の西側制裁の一つでした。
ロシア中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビウリナによると、ほとんどのロシア系銀行と12か国からなる52の外国組織がSPFSにアクセスすることができます。
「SWIFTから切り離されるという、このような脅威が発生するまで、外国のパートナーたちはあまり急いで参加することはありませんでした、しかし今では彼らの準備がより進展することを期待しています」と彼女は付け加えました。
ロシアの支払いメカニズムSPFSにもSWIFT同様の機能があり、SWIFTフォーマット形式でメッセージを送信することができます。これは、”2014年”からロシア中央銀行によってSWIFTの類似システムとして開発されました。
フランスの取引信用保険会社コフェス(Coface)の3月のレポートによると、ドイツ、スイス、フランス、日本、スウェーデン、トルコの銀行がSPFSに接続されているとのことです。インテルファクス通信によると、2月末現在、ベラルーシ、アルメニア、キルギスタン、カザフスタン、タジキスタン、キューバの銀行を含む331の組織がロシアの決済システムに接続されていました。
しかしながら、ロシア側もただ手をこまねいていただけではありません
ロシアは8年前、つまりロシアのクリミア併合に端を発し、ロシアに制裁が科せられた2014年から
SWIFTに代わる独自の金融送金システムを開発していました
そして今回、その金融システムに”誰がつながっているか?”を公開しないように、顧客リストを非公開にしました
これにより、「誰がロシアとの取引をしているか」が不透明になり
多くの国や銀行、会社などが、ロシアの通貨決済システムに接続しやすくなった、と言えます
例えば、天然ガス輸入に困っているドイツが、内密にロシアの金融システムに接続して取引していてもおかしくないわけです
また、情報によるとロシアと同じく制裁を受けているイランでも、同様に独自の金融決済システムを開発、稼働中であり
これからは、ドル一極支配ではなく、ロシアやイランのような資源を持つ国が、独自の通貨決済システムを利用して取引を行う
いわば、「個別通貨による決済体制」が加速していく可能性があります
これはすべて、アメリカの影響力と反比例する動きとなるでしょう。。。アメリカの影響力が落ちれば、個別通貨決済も増えるという事です
今日はその関連のニュースをRTの記事から翻訳します
Russia to keep identity of payment system members secret
ロシアは金融システム(SPSF)のメンバー情報を秘密にしています
(ロシア)中央銀行がSPFS金融システムを使用中の企業名を公開することはもうないでしょう
ロシア中央銀行(CBR)は火曜日、SWIFTに代わるロシアの金融情報転送システム(SPFS)の参加者名の情報開示を停止すると発表しました。最近まで、顧客リストは当局のウェブサイトに掲載されていました。
「現在の状況を見て、システムに接続している企業のリストをウェブサイト上で公開しないことにした」とロシア中央銀行の広報員は述べ、「システムのユーザーは引き続きリストを見ることができます」と付け加えました。
一部のロシアの銀行は、最近、SWIFTから切り離されることになり、国際市場へのアクセスを事実上拒否されました。この禁止措置は、ウクライナへの軍事作戦をめぐるロシアを標的とした直近の西側制裁の一つでした。
ロシア中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビウリナによると、ほとんどのロシア系銀行と12か国からなる52の外国組織がSPFSにアクセスすることができます。
「SWIFTから切り離されるという、このような脅威が発生するまで、外国のパートナーたちはあまり急いで参加することはありませんでした、しかし今では彼らの準備がより進展することを期待しています」と彼女は付け加えました。
ロシアの支払いメカニズムSPFSにもSWIFT同様の機能があり、SWIFTフォーマット形式でメッセージを送信することができます。これは、”2014年”からロシア中央銀行によってSWIFTの類似システムとして開発されました。
フランスの取引信用保険会社コフェス(Coface)の3月のレポートによると、ドイツ、スイス、フランス、日本、スウェーデン、トルコの銀行がSPFSに接続されているとのことです。インテルファクス通信によると、2月末現在、ベラルーシ、アルメニア、キルギスタン、カザフスタン、タジキスタン、キューバの銀行を含む331の組織がロシアの決済システムに接続されていました。